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第2話

# 1
682
2019/01/05 12:27





「 おまえ俺のこと好きやろ?笑 」




そう嘲笑うあいつ。

藤井流星。

悔しいけど私の好きな人、、でもある。





『 はい?おまえを好きになるくらいやったらそこら辺の虫に恋した方がましや、ぼけ 』




「 は? 」




〈 仲ええな〜ほんま笑 〉




そう優しく笑う彼。

神山智洋。

私の1番の理解者。




「 こんなやつと仲ええとか俺のレベルも落ちたもんやな。← 」




『 は?何様やねん 』




「 藤井様やけどなにか? 」




〈 あー、もー終わり!なんでいつもそーなるん?笑 〉





『 あいつが悪い。』




「 そいつが悪い。」




〈 はいはい笑 〉





〈 あ、やば。時間や。大学行かな。〉




『 あ、ほんまや。じゃあ神ちゃん行こ! 』




「 おい、俺は? 」




『 え?あんたは藤井様なんやから執事がお迎えに来るんやない? 』




「 は?あほなん? 」




『 あんたにだけは言われたくないんやけど 』




〈 あああ!!もう!1人で行くで!? 〉




『 それはいやや! 』




〈 はいはい、じゃあ3人で行こな? 〉




『 …はーい 』







ああ、無理だ。あいつを好きだなんて口が裂けても言えない。








※ みんな同じ大学の大学3年生










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