オフィと一緒に部屋に帰っている途中、私は魔力感知の練習をしていた。んー、なんか無いかな?すると、この屋敷内に突然魔力のあるものが入ってきた。なんだろ?ここは屋根裏部屋かな?行ってみよう
「オフィイ!やねうらべやにいきたいんだけどいい?」
「いいですけど、あそこは汚いですよ?お嬢様。それでもいいんだったら行きましょう」
「いこう!」
屋根裏部屋に着いた。
「ここからはわたしひとりでいってくる!」
「はい!お気をつけて!」
私は一人で魔力反応がある所まで行った。そして、声をかけた。
「大丈夫?」
「誰だ、貴様!」
「ひとにきくまえにじぶんからなのりなさいよ!」
「···そうか、ごめん。ボクはエルリナ!暗殺者だよ!ちなみにボクとか言ってるけど女だよ。」
暗殺者っておい!
「だれをころそうとしてたの!」
「いや、特に殺す予定はなかったし暇だから入っただけだよ?家は追い出されたしね!」
「ひまだからってふほうしんにゅうしちゃダメじゃん!いえをおいだされたって···」
「それもそうか、家の事は気にしないで!」
暫くエルリナと話した。
「きちんと名乗るね!ボクはエルリナ・ノワールだよ!よろしくね!あるじ!」
へ?今あるじって言わなかった?
「あるじ?わたしはエルリナのあるじじゃあないけど?」
「じゃあボクのあるじになって!」
「は?」
「だーかーら!ボクのあるじになってって言ってるの!」
私はいいけどお母さん達に許可取んないと
「いいけど、おかあさんたちにきょかとってからね!」
「やったあ!ありがとう!」
こうして私たちは屋根裏部屋を出て、オフィに怒られ、許可を取るべくお母さんの部屋に向かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!