無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

97
2020/02/11

第7話

「命をかけた最終選別②」
赤坂 千春
赤坂 千春
ここが最終選別の行われる場所…。
千春はドキドキしていた。とても綺麗な藤の花が垂れ下がり、そっと傷つけないように千春はその花に手を触れると周りの風景を眺めた。みんなが刀を持ち、緊張した顔で集っている。
千春はふと胸騒ぎがするのを感じた。もしも自分が生き残れなかったらどうしよう、「師範」と呼べる日が来なかったらどうすればいいのかな…。不安で心の中が詰まっていくのが自分で分かる。
そんな中、千春の視界の中に、ある1人の男の子を見つけた。
歳は同じぐらいだけど、背は私より少し高い。赤っぽい髪をしていて、花札を耳につけていた。
さらに、目も赤っぽく、くっきりとしている。
何の意味もなく彼を見ていると、トクンと胸が跳ね上がった。
思わず、胸を押さえて深呼吸をする。
どうしたんだろうと考えながら、彼から目をそらす。ゆっくりと自分を落ち着かせ、大丈夫大丈夫と言い聞かせた。
その時、おかっぱ髪の女の子と男の子が出てきて説明が始まった。
それでは、行ってらっしゃいませと女の子と男の子が言うと、みんながぞろぞろと、山の中へ入っていく。
千春は拳を握りしめ、再び深呼吸をすると、ゆっくりと歩を進めた。