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第4話

信じているから
あ、今日ってお祭りじゃん
あなた
あなた
すごい騒いでるね~

まるで何かにとらわれているみたい
この子はよく、そんな感じの話をする
薮宏太
薮宏太
(やっぱり、前に話してくれたことかな)








前に話してくれたこと。


それは、あなたの過去の話だ
彼女は、義理の父親からひどい虐待を受けていた。


それも、周りには見えない場所。


たとえば額の横で髪で隠れる場所、胸周辺、足首近く


大人って汚い。あなたは大人が大嫌いだ


確かに、あなた自身も大人だが、そういう事じゃない


精神的に、もう限界だった。


そのとき助けてくれたのが、宏太だったのだ。



雨の日、あなたの家の前でびしょ濡れで泣いていたのを話しかけた


そして何も知らないただの泣き虫少女に言ったのだ


『一緒に、生きよう』



宏太が過去に何があったかあなたは知らない


あなたが過去に何があったか宏太は知らない



だからこそいいのだ。


たとえこれから真実を告げようと


今信じあえることができるのならば



今笑顔でいることができるのならば



それができれば、人はなんだってできると信じているから









薮宏太
薮宏太
よし、買い物はこれくらいでいいよ…ね…?…あなた…?
あなた
あなた
…ん、え?何、ごめん聞いてなかった
薮宏太
薮宏太
大丈夫か?

…あ、
それは、笑顔で横を通る家族。


仲がよろしいことで。



でもそれは、孤児にとっては苦しい

親がいないから。
あなた
あなた
…うん、行こ、宏太
薮宏太
薮宏太
ああ…






誰でもいい。


私と宏太、そして孤児院にいる人たちを救ってください