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第1話

エピローグ
23
2020/09/06 06:10
白川あなた
雨凄いな
雨が傘を勢いよく叩く
本当に強くて傘が破けるんじゃないかと心配になる
雨が降るのは天気予報でいってたから傘は持ってたんだけどこんなに酷いとはおもわなかったな
雨の日は憂鬱…だって濡れるし花も散る
ほんと、最悪
。。。
助けて
雨の音にまじって誰かの声が聞こえた
かすれて今にも消えてしまいそうな声
でも、周りを見ても誰もいないのだ
。。。
助けてっ!!
今度はハッキリ聞こえた
声の場所も
その声の主も
その子はぐったりして電柱に背中をつけていた
白川あなた
だ、大丈夫ですか?
心配になってそう聞くとその子はゆっくりと頭をあげた
。。。
助けて…
その子はまたそう言った
よくみると、所々アザがあった
虐待…?
白川あなた
私の家に来る?
虐待と思った私はその子にそう聞いた
するとその子は頭を縦にふり返事をした









それが私とその子との生活の始まりだった

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