🐭「何、?」
そう聞くと、
🦁「 まあまあ、ここじゃあれ
なんで、僕の部屋で話しましょ? 」
そう言いながら、部屋に連れていかれた。
🐭「で?」
連れてきたくせに、
部屋でくつろぎだしたテヒョンに
苛立ちを感じ始めていると、
🦁「そんなイライラしないでよ、ヒョン ㅋ」
🐭「ようねぇんなら、俺下行くわ」
出ていこうと、ドアノブを握ると、
🦁「あなたに、反日じゃないって言ったんです」
俺を試すかのように、
じっと見つめながら妖しい笑みをみせた。
🐭「 それが、何だよ 」
🦁「 いや、なーんでも ㅋ 」
🐭「 なら俺、もう行くから 」
部屋を出て、大きく息をする。
テヒョンが何を考えているのか、
全く読めなかった。
ただ、言い様のない不安が押し寄せてきた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!