海から出てテヒョンさんと撮影を再開する ,
勿論 海辺に来たところで
ユンギさんと撮影が出来るわけじゃない ,
それでも 近くで 撮影出来るだけで嬉しいと思う
少し 気持ちに正直になりすぎかも …
🦁「 おい さっきより集中出来てない 」
『 あ、 ごめんなさい 』
うっかりしていた, 撮影は真面目にこなさないと
今回の私とテヒョンさんのコンセプトは
" 幼い子供達が 楽しげに遊ぶ "
というもの,
砂でお城を作ったり 貝殻を拾ってみたり
していると
" さっきみたいに今度は海辺を走って欲しい "
staffさんからの要望 ,
前を走る私を テヒョンさんが鬼ごっこの様に追いかける ,
走っている時 波に足を攫われて
『 あッ !! 』
そのまま 盛大に転んでしまった,
🦁「 大丈夫か ? 」
テヒョンさんが直ぐに駆けつけ手を差し出した ,
『 大丈夫 です … 』
カッコ悪すぎる そう思いながら 右手を伸ばすと
テヒョンさんの表情が固まった ,
ハッとして 右腕に目をやると
転んだ拍子に半袖の水着の裾がめくれたようで
上腕にある傷が顕になっていた ,
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。