『 んっ、 』
目を覚ますと、
🐭「 お、起きた 」
隣にはユンギさんがいた。
『 あれ、何で居るんですか? 』
🐭「 お前、寝ぼけてんだろ?ㅋ 」
けらけら笑うユンギさん。
『 寝惚けてないですよㅋ 』
🐭「 まあいいわ。夕飯置いてるから食べな、 」
そう言って枕元に御飯を置いてくれた。
『 美味しい、、 』
そう言うと、微笑むユンギさんにつられ
私も笑みが零れる。
だるかった身体の疲れもとれ、
気持ちも少し、軽くなった。
『 ありがとうユンギさん、 』
🐭「 俺は何にもしてねぇじゃん、じゃあ、 」
そう言って、ユンギさんは私の食べた
御飯の食器を持って、下に降りてしまった。
『 もうちょっと、いて欲しかったな、、 』
そう、小さく呟やいた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。