第7話

第7話
236
2018/03/14 09:31
だめだ。
先を読む勇気が出ない。
あなた

……ふぅ…

大きく息を吸って、吐いて。
深呼吸。




わたしには、これを見る義務がある。
あなた

よし!

目を開いて、文面を追う。


あなた先輩、3年間、本当にありがとうございました。
あなた先輩がわたしの先輩で幸せでした。
あなた先輩と過ごした日々は、わたしの宝物です。

言えなかったことも、後悔もたくさんあるけれど、それだけは確かです。



本当に、ありがとうございました。



九条ひまり


…メールは、そこで終わっていた。
あなた

うそ……

ひまりちゃんの向けてくれた思いが、
あまりに強くて。大きすぎて。

そして。
あなた

ひまりちゃん…!

温かくて。
うつむいたわたしの頬を、涙が滑り落ちていった。

うまく笑えない。
もっと関わればよかったと、そのことがさらに強く、胸に迫ってきて。
––––––そのとき。
メールを読み返していたわたしは、目を見開いた。
あなた

あっ……!