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第9話

♡8♡
197
2018/06/03 07:40
ーーーーー5分後ーーーーー



『ごめんね、てっちゃん。』

『夢中になり過ぎて気づいてあげられなくて。』


「ううん。僕も。急に怒ったりしてごめんね。」

「びっくりさせちゃったよね。」


「でも。気になるから聞くけど。」


「あなた、ハンソンよりパンリュなの?」

やっぱり気になっちゃうのね。


『そんなわけないじゃん!あなたが一番好きな花郎はハンソンだよ』


「じゃあ何でパンリュかっこいいなんて言ったの?」


『それは、そのシーンのパンリュがすっごくかっこよかったから。そのときハンソンいなかったし。』



「そーだったんだ。」



『てっちゃんさ。もしかして、嫉妬しちゃったの?』



「そりゃ、嫉妬するに決まってんじゃん!」



「大好きな人が、自分以外の人のことかっこいいとか言ったら嫉妬くらいするよ!」


「僕はね。あなたが思ってるよりもずーっとあなたのことが好きなんだよ。大好きなんだよ。愛してるんだよ。」



『てっちゃん。』

予想外なてっちゃんの言葉にびっくりあなたちゃん。


『あなたも。てっちゃんのこと好き。大好き。愛してる。』


『てっちゃんが1番だよ。』
『でもね。てっちゃんは防弾少年団で、沢山ファンがいて。いつかてっちゃんがどこか遠くへ行っちゃう気がして怖い。』


「そんなふうに思ってたの?」


『うん。てっちゃんが人気になる度に怖くて辛くて苦しかった。てっちゃんがいないとき、泣いてることもたくさんあった。』


ギュッ。

「あなた。心配しなくていい。僕はどこにも行ったりしないのよ?ずーっとあなたの側にいるよ?」


『てっちゃん。(。•́ωก̀。)…グス』

ずーっと思っていたことを言えてちょっぴり安心したあなたちゃん。またまた泣きそうになっちゃったみたいです。

「あーもー、泣かないでよー」

「ほら、笑って?僕が大好きなあなたの笑顔みせて!」


『てっちゃん。彼氏になってくれてありがとう♡』

「彼女になってくれてありがとう♡」



今日はなんだか大人なてっちゃんでした。

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