第3話

プロローグ2
143
2021/10/01 00:15
あの敗北から数ヶ月後________

























私たち3年生は今日、この中学校を卒業する






式は終わり、私たちは各自、仲の良い友達や先生方に卒業アルバムを広げ、これまでの思い出などを書き綴りあっていた
3年生女子
あ、遊馬くん!あの、私の卒業アルバムに、書いて貰えない、、、、かな?
3年生女子
あ!ずるい!あの、あなたくん、私もお願いできる、、、、?
3年生女子
あ!いいなー!私もお願い!あなたくん!
遊馬 あなた
もちろん
かくいう私も、元排球部のみんなや同学年の女の子達と卒業アルバムに言葉を綴ることを楽しんでいた


頼まれていた分の卒業アルバムに書き終え、私は喜んでいる女の子達を後にしてすぐ近くにいた西谷の元に行った
遊馬 あなた
ねぇ、西谷
西谷 夕
お?なんだあなた
返答は何となくわかる気もするが、私は気になっていたことを質問した
遊馬 あなた
西谷は高校行ってもバレーやるんでしょ?
西谷 夕
おう!当たり前じゃねーか!
西谷からはやはり、予想通りの返答がかえってきた
遊馬 あなた
私、西谷がどこの高校行くか知らないけどさ、高校で戦えること、楽しみにしてる
西谷 夕
ってことは、、、、あなたもまだバレー続けるのか!!
遊馬 あなた
うん、やるよ
遊馬 あなた
高校で戦う時に容赦はしないからね?
西谷 夕
!!
西谷 夕
もちろんだ!!













こうして私たちは高校での戦いを約束して千鳥山中学校を後にした






遊馬 あなた
烏養監督が率いていた元強豪烏野高校、、、、どんな選手がいるんだろ、、、、


帰り道、私は4月から通うことになる高校に思いを馳せていた

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