第7話

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2021/07/24 00:56


『あ"ぁい"った…』




口内が切れ



喉も枯れ



ガラガラな声で一息ついた




学校の下駄箱にもたれかかる




めっちゃ打たれたあと



体育倉庫に閉じ込められたため



もう当たりは真っ暗だ



すると



バブーバブー




バイクの音がした





『ハッ絶対狙ってきただろくそが』




ほほは腫れている



手の指は折れてる



頭から出血し



目眩が酷い



そんな中喧嘩とか



『殺しにきてんのかよぉ、♡』




だんだん



目眩が酷くなってきた



『グルングルン…』







は…みなたん????





誰かの声がするが




意識が遠くなっていくのを感じた




『バタン』



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『ん、んぅ…?』


ぱちぱちと目を覚ました




目を覚ますとそこは知らない天井




あれ、私たしか



学校に居たはず



何が起こったのか



一生懸命



記憶の端を組み合わせるが




『あたま、い"てぇな』




頭が痛く何も考えられない




すると




「みなたーん?起きたぁ?」




ぴょこっと



明るいクリーム色の髪の毛が視界に入った




『ま、マイキー…?』




「エマに頼んでご飯作って貰ってた〜」




いや聞いてるのはそこじゃないんだが



よく見るとマイキーの手元には



おかゆ?らしきものがあった




するとマイキーが私の口元に



スプーンを近づかせてきた



「あーん」




『…は?』




「俺が食べさせてあげる」




にんまりと笑いかけてくる



マイキーはとっても嬉しそうだ


その前に


『いや、まず起き上がらせて欲しいんですが。』


私が目を細め


そう言うと



「そっか」



と忘れていた口振りで



軽そうに私を起き上がらせた


するとマイキーが


不思議そうな顔をして言った



「みなたん体重減っt(((




『お前デリカシーって言葉知ってんのかよ。』




食い気味にツッコミ



起き上がらせる為に私を掴んだ腕を



ぺし と叩く



「あなたのえっちー」


なんてニヤニヤしながら言ってくる



何が積極的〜?だよ



『はぁ、』


溜息をつき



ベットから無事に起き上がることのできた



私は


『あー』



と口を開けた




「え"」



マイキーがびっくりしたように


声を上げた



それを見てなんだが


恥ずかしくなってきた私は



『べ、別に下心とかないし、…///
指の骨折れてるから頼んだだけだから///
勘違いす、すんなよ///』



なんて、ツンデレ気味に答えてしまった



「何それみなたん可愛い はいあーん」



何も言わせないかのように



お粥を口に突っ込んできた



『は?ちょ ムグッ』


急いで歯を動かし


食べる



「どーおいしー?」



私の抵抗を聞きもせず



呑気に聞いてくる



『そ、そりゃモグモグ 美味しいけどモグモグゴックン』




すると



さっきまで嬉しそうに笑っていたマイキーが




急にマイキーが目を細めて




何処か悲しげに言ってきた




「希兎がさ、














お前に虐められてるっつってきたんだ…」





To Be Continued

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