『ちょーどいいところに来てくれたじゃん♡
三ツ谷〜♡』



私はくるりと180°回転し



彼を見る



先程言った通り


彼は


三ツ谷 隆


耳元にある十字架のピアスがチャームポイントだ


すると彼が



目を細め私の肩ら辺を見た


「あなた…お前また痣増えてねぇーか？」


待って



肩に痣なんてあったっけ



急いで肩を見ると



青黒い痣があった



やべ



こういう日に限って首元空いてるやつ着ちゃった



疑問形にしているが確信を持って言ってくるため



『…なんのことやらわかーんないー♡』


と、誤魔化しても



心を読まれるかのように




三ツ谷「誤魔化すなよ こっちこい」




なんて言われてしまう




急いでマイキーに助けを求めようと視線を移すが




『ﾁﾗｯ』




マイキー「ﾆｺﾆｺ 」




笑っている



とてつもなく



いや助けて貰って



そんなことをしている間に



三ツ谷は




「ｶﾞﾊﾞｯ」




私の肩にかかっている洋服全てをめくる



『あ、ちょっ』



そこには痛々しい



青黒い痣があった



三ツ谷「…やっぱりこれ、誰に付けられた」



目じりを下げ一見優しそうに見えるが



目が据わっているため



『おこってんじゃん♡』



三ツ谷「あ"ぁ？」




怖い怖い辞めてよ♡



すると遠くの方から



ケンチン「三ツ谷〜確かみなたん 学校で虐められてるらしーぜー」



ケンチンはいじめっ子のような表情で



爆弾発言をする



いや、事実なのが余計にタチが悪い



『えちょお前なんで知っt』



急いで弁解しようとするが



「「「「「「「は？」」」」」」」



どうやらケンチンの声は



東卍のほぼ全員に聞こえていたようだ



隠しきれないとわかった私は




『べ、別に隠してたわけじゃないもん♡』




開き直った



うん、開き直るしかないよね☆



三ツ谷「…」





あの、三ツ谷さんだまんのやめてもらっていいすか



なんて言ったら睨まれるので言わないが



この空気感地獄



助けて



するとマイキーが口を開いた



嫌な予感しかしない



マイキー「あーそっかー
みなたんバレー部だもんな〜」



え、




私部活に入ってること言ってない



言ってないし



なんで知ってんの



『……部活私入ってるわけねぇーじゃん』




なんて誤魔化しても



三ツ谷「ふーんバレー部か」




全く私の言葉に聞く耳を持たない三ツ谷




『マイキーお前後で覚えてろよ♡』



ギロｯｯｯとマイキーを睨むが




さすが総長



全く怖がらない



マイキー「けんちーんみなたん怖ーい」


ケンチンの影にちょこちょこと隠れていく


マイキー



なんか、うざ♡




すると三ツ谷の目が鋭く光った




三ツ谷「そーゆーってことは事実かーふーん」

 


『これが墓穴を掘るってやつかよ♡』




思わず食い気味につっこんでしまった





三ツ谷「後でじっくり話聞かせてもらうから終わったあと帰んないで待ってろよ？あなたﾆｺｯ」




『ｷﾞｸｯ…はい』





そうして集会始まった



To Be Continued