第50話

ジェヒョン 🎂
915
2024/02/13 15:15
ジェヒョン「、、もしもし」



「もしもーし!じぇひょなあ、おたんじょーびおめでとお」




深夜12:30あたりにあなたから電話がかかってきて、全部ひらがなで聞こえる、少しバカっぽいいつもの歌うような口調で誕生日祝いの声が聞こえた。






ジェヒョン「、、、ありがとう、今日からオッパと呼べ。  てかなんで電話なんだよ」


「えー、だってジェヒョナ会いに行ったりするの嫌がるかなあって思って」


ジェヒョン「、、嫌じゃないよ」


「えー?なにー?聞こえなーい」


ジェヒョン「絶対聞こえたでしょ」 


「ちゃんと言ってくれなきゃわかんなーい」


ジェヒョン「あー、うざい、ほんとうざい」


「なにー?」





ジェヒョン「、、、、、、電話じゃなくて会いにきてよ」


「早口すぎてわかんなーい」





ジェヒョン「だーーーーーー!会いたいっつってんの!」


「あは、すぐいくぅ」






その一言が聞こえてからすぐにブチって音を立てて切れた電話。

そして、数十分後、ピピピピンポーーーンとインターフォンが鳴る。いちいち騒がしいやつだな。






「ジェーヒョナ、お誕生日おめでとう」




ドアを開けると、俺でも赤ちゃん天使か?って思っちゃうくらい完全防寒した、可愛らしいすっぴんのあなたが、カップケーキに一本ロウソクをさしたものを持って、優しく笑って立っていた。





ジェヒョン「ありがと」


「もー、ジェヒョナが会いたくて堪らないって言うから、タクシーのおじさんにかっ飛ばしてもらって、急いできたよ」


ジェヒョン「ほんとうざいね」


「でも、そーでしょ?会いたくて、電話だけじゃ寂しかったでしょ?」


ジェヒョン「、、はいはいそーですね」




「はい、ジェヒョナ、目瞑ってお願い事して」




ジェヒョン「、、」


「した?」


ジェヒョン「した」


「火消して〜」




俺がロウソクを吹き消すと、ふふふ、と笑いながら「はい、プレゼント」と小さな紙袋を渡してくれる。



ジェヒョン「おー、ありがと」


「あと、もうひとつプレゼントあるの」


ジェヒョン「え?」


「メンバーみんなだけど、ジェヒョナもいつもたくさんの人のために歌ってるよね、だからね、今日はね、あたしがジェヒョナのためだけに歌うね」




ジェヒョン「おー、うれしいわ」







「いっきまーす」と言ったあなたは、paradiseを歌ってくれた。

あなたは特別歌が上手いわけではないけど、温かな低い声は心地よく胸に広がる。

心が温かくなって優しい気持ちになれる。




歌い終わると、褒めて?褒めて?と言った期待を満ちた、キラキラした目で上目遣いをしてくるから頭を撫でてあげる。






ジェヒョン「うん、まじでありがとう良すぎたわ」





あなたは、満足そうに目を細めてにっこり笑い、側に擦り寄ってくる。

そのまま俺の肩に頭を乗せ、目を瞑り甘えてくる。






「ジェヒョナ、同い年でほんとうの兄弟みたいにいてくれて、今までずっと側に一緒にいてくれてありがとう。これからも、いつもずっと一緒にいようねー」



ジェヒョン「うん、ずっと一緒にいよう」



「今日一日は誰よりも幸せでいてね」



ジェヒョン「あなたありがとう、寒いのに会いにきてくれてありがとね」








(今度はあたしのためだけに歌ってね)
ジェヒョン(どーしよっかなあ)
(いーじゃーん!あたしヒョナの歌声大好き、孤独から救ってくれるんだあ)
ジェヒョン(、、、だったらいくらでも歌ってあげるよ)
(うれしー!オッパ大好き!)
ジェヒョン(はいはい(オッパ呼びえぐ、俺も大好き))

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