今日は結局あのジェットコースター以降、食べ歩きしたり、小さい子が乗るようなアトラクションに乗り、楽しんだ。
「今日はありがとう!私の過ごしやすいように動いてくれてたけど、西畑は楽しめた、、?」
ちょっと不安だったから聞いてみた!
『ぜーんぜん!あなたやったから、何してても楽しかったよ。』
「そっか、良かった!私のわがままに付き合ってくれてありがと。」
『大丈夫よ。』
私やから楽しかったとか、もう告白じゃないの?逆にこれで思わせぶりだったらどうしよう。
でも!私は告白されるの待ってるよ、、、
帰り道、もうこの時間が終わればお別れになってしまう。
2人とも静かに歩いていると、
『そういえばさぁ、あなたずっと俺のこと西畑って呼んでへん?』
『大吾って呼んでや』
言われてみればそうだなあ、、、
でもいざ口に出そうとすると、、
「大吾、、くん、、、」
『だから、君無しでええのに笑笑』
『まあええよ。これから苗字呼び禁止な。』
苗字呼び禁止か、、大吾くんって呼ばなきゃいけないのか、、呼ぼうとするとなぜか緊張して口から内蔵が出てきそう。
「わかった、大吾くん。笑」
『うん笑じゃ、ばいばい。また遊ぼな!』
「ばいばい!また連絡して!」
そういって、お別れになった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。