第26話

8,613
2022/10/28 13:53


 said 松村







森本「あれ、あなたは?」




今日はストチューブの撮影で集合がかかってたはずなのに、開始時間を過ぎてもあなたの姿がなかった。



田中「…本当に時間も守れねぇのかよ」



お前だって遅刻はするだろ、

…言わないけど。


けど、俺はコイツが1番あなたを気にかけてることを知ってる。


あなたの姿がなくてずっと時計をチラ見してたのも、いつも以上の貧乏ゆすりも…





マネ「…あー、、あなたは少しの間休みを取るって」



田中「…は?」


森本「え、休みって?!」




マネ「…なんか本人は乗り気じゃなかったんだけどね、、」



京本「…暫くは6人でってこと?」



マネ「…まぁ、直ぐに戻るよ」





7人体制が始まってまもなくで、戸惑いが隠せないメンバー。



髙地「…体調不良って、、」



ジェ「…あなた、やっぱり悩んでたのかな?」



俺ら自身薄々勘付いてはいた。


あなたもジェシーと慎太郎とは年齢が近い分、比較的連絡も取り合ってたみたいだし。



京本「…休みって、、本当に…」



 " 本当に戻ってくる? "



不覚にも考えたことはみんな一緒だったと思う。



 「「「 … 」」」






無言の嫌な雰囲気を切り裂いたのは樹だった。



田中「…いんじゃね?」



京本「…ぅえ?」



田中「…どーせ直ぐ戻んだろ?」



飲みかけのペットボトルの蓋を締めると言葉を続ける。



田中「…アイツ、こんな事で逃げるような弱い奴じゃねぇだろ?」




松村「…やっぱり(ボソッ」





コイツは



あなたの事、嫌いな訳じゃないんだ。







森本「あ!…ねぇ、ねー!」




松村「…どうしたの?」



森本「…これ!紫耀から送られてきたんだけど!」

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