(そんな、、、嫌だよ、、、)
(えいちゃんのこと忘れたくない…)
あなたは一晩中泣いた
朝になって
(今日も…えいちゃんは女の子と…)
(久しぶりにあそこに行こ…)
あなたが向かったのは苔の生えた高台だった
人間界が見える唯一の場所
(えいちゃんにここを教えたいけど…)
(今のえいちゃんには教えたくない…)
恐いくらい
覚えてるの
あなたの匂いや
貴方の仕草を
おかしいでしょ
そう言って笑ってよ
歌っても、えいちゃんは来てくれないよね…
よんだ?
え、えいちゃん!?
どうして。。。?
どうしてって…あなたに会いに来た
女の子達と遊んでたじゃん
女の子?
え?いたじゃん
あー、女の子じゃなくてオトコの娘な笑
え!?
でも、ずっと一緒にいたじゃん。。。
いやあ〜、全然離してくれなくてさ、今寝たから逃げてきた
もしかして…嫉妬?笑
…っ!
ち、ちがうよ!
あなたはそっぽを向く
ふっ…かーわいい
バカにするな!!!
チュッ
……え?
バカになんてしてないよ?ほんとに可愛いなって思った
ずっと前から
えいちゃん?
俺と…付き合ってくれないか?
付き合いたい。でも……
界王様が言ってたの。
ビデラが。。。スープを配らなくなったって
どういうこと?
界王様はスープを配らなくなると2年冷たいところで待っていても記憶は消されるって
私も…よくわからない
だから、ここでえいちゃんと付き合うと
別れる時に悲しくなっちゃう…
大丈夫。
俺はあなたを忘れない。
…でも
あなた、泣くな!
愛の力は大きいんだぞ?
エイジはあなたを抱きしめる
えいちゃん…
あと短い時間、2人で一緒に過ごそう。
うん、、、!
───────────────────────
一年後
えいちゃん!私たちもう1年だね!
だな!
でも、もう一緒にいれるのは半年か……
えいちゃん…今までずっと黙ってたんだけど
ん?
実は、、、今日
私の命日なんだ
え、、、?
すると、あなたの足が消えていく
あなた……足が、、、
えいちゃん、、、ごめんなさい。今までずっと言えなくて
えいちゃんと出会えてよかった
あなた、俺迎えに行くから。
うん。待ってる
もうあなたの顔半分が消えていた
えいちゃん……
行きたくないよ…
あなた…!
───────────────────────
…ぅぅ
ここが、、、トレース?
こんにちは
あなたは……
ビデラよ
このスープを飲んでこの道をまっすぐ進みなさい
えっ?スープは作ってないんじゃ…?
今日から作ろうかと思って))オホホホホホ
じゃあ私飲まないで2年待ちます!
それはダメよ
なんで!?
あなたみたいな人達が2年も自然の中にいるせいで
スープの材料が不作になってしまうの。
そんな…
とりあえず、飲みなさい
あなたはビデラスープを飲み、道を進んだ
○────────────────────○
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