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第9話

こじれた初恋⑧
━━昼休み。屋上で昼食をとる廉は、分かりやすいほど落ち込んでいた。
ちょこんと小さく体操座りしている廉の隣に、海人が近づいてくる。
髙橋海人
髙橋海人
どうした、廉?
永瀬廉
永瀬廉
またやってしまった・・・・・・あなたに超絶ひどいこと
髙橋海人
髙橋海人
ここんとこ特にひどいね
海人は売店で買ってきたパンを、涙目になっている廉に手渡す。
永瀬廉
永瀬廉
あいつのこと好きすぎる自分が怖えぇ・・・・・・
髙橋海人
髙橋海人
あのさ、お前のその気持ち、1ミリもあなたに伝わってないだろ?
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
海人の容赦ないツッコミに、廉の顔がくしゃりと崩れた。
その表情は、普段の俺様な廉からは想像できないほど弱々しい。
だから海人も廉のことを放っておけないのだった。
髙橋海人
髙橋海人
なんで素直になれないかな? あんなこと言ったらあなたが
傷つくの分かってるでしょ?
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・だから怖えぇんだよ・・・・・・。嫌われっかな、このままじゃ・・・・・・
廉にとって一番辛いのはあなたに嫌われること。
こんなことを続けていればいつか彼女が離れていってしまうと
分かっているのに、どうしても意地悪な態度を取ってしまう。
永瀬廉
永瀬廉
ふおぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・!あなた・・・・・・あなた~〜〜〜〜!
廉はあなたへの気持ちを、天に向かって大声で叫ぶ。
その見事な泣きっぷりにため息をつきながら、
廉を必死に慰めてやる海人だった。
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