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第23話

ライバル出現③
夜9時過ぎ。
あなたは玄関先まで出て、隣に帰る紫耀をお見送りした。
平野紫耀
平野紫耀
オレの教え方、分かりにくくなかった?
春名あなた
春名あなた
ほ、ほんとの先生みたいでした・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
ふふん、勝負メガネのおかげ・・・・・・かな?
紫耀はかけていたメガネを外して、明るくおどけてみせる。
春名あなた
春名あなた
・・・・・・ふふっ
平野紫耀
平野紫耀
あ、やっと笑ってくれた
春名あなた
春名あなた
え?
あなたが遠慮がちに微笑むのを見て、紫耀も嬉しくなる。

あなた本人は分かっていないのだ。自分の笑顔がどれだけ魅力的なのか。

それはとってももったいないことだと、紫耀は思う。
平野紫耀
平野紫耀
じゃ、また明日
春名あなた
春名あなた
・・・・・・っ
親しみを込めてあなたの頭をポンポンと撫でれば、あなたの体はまた緊張する。
その様子が可愛くて、紫耀はフッと苦笑した。







































しかしそんな二人の姿を、遠くから見つめる一つの影があって・・・・・・。
永瀬廉
永瀬廉
心)くそっ、なんやねん。なんであんな奴と仲良くしてんねん、
あなた・・・・・・!
それはもちろん廉だ。

先ほど一方的に電話を切ってしまった廉は、あなたのことが
気になって家の前をうろうろしていた。

なのに肝心のあなたはあのいけ好かない男と何やら楽しそうにしている。

事情を知らない廉は腹を立てた。
永瀬廉
永瀬廉
心)ちくしょう、もう知らん!
結局廉はあなたと顔を合わすこともなく、マンションに戻った。

ついに恐れていたことが現実になってしまった。

廉にとって初めて、恋のライバルが現れたのだ!

今までずっと自分のそばにいたあなたが、あの男に奪われてしまうかもしれない。

自分だけを見ていたあなたが、今度はあの男だけを見つめるようになってしまうかもしれない。

その不安と怒りが着火剤となって、嫉妬という炎を煽る。

その炎は翌朝になっても鎮火せず、ますます廉の心を荒れさせた。













































春名あなた
春名あなた
れ、廉くんっ。 お、おはよう・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
━━━━━
だから朝一番であなたに話しかけられた時も、廉は目を合わさず思いっきり無視した。
































お昼休み。
春名あなた
春名あなた
れ、廉くん、お昼一緒に・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
もう食った
春名あなた
春名あなた
え・・・・・・
あなたが駆け寄ってきても、つれない態度しか取れなかった。

売店で買ってきたばかりのパンを、一緒にいた海人に押しつけ、
あなたから離れる。

実際、怒りで食欲もわかなかった。
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