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第8話

こじれた初恋⑦
ある日、化学の授業が終わった後、教師は生徒に来週の予定を告げた。
先生
先生
じゃあ来週の授業は実験だから、それまでにペア決めとくよーになー
チャイムが鳴って、他の生徒は次の授業の用意を始める。
あなたは窓際の席に座る廉をチラリと見た。
胸をドキドキさせながら、勇気振り絞って近づく。
春名あなた
春名あなた
あの、廉くん・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・・・・
実は話しかけられた廉の胸もドキドキしているが、
そんな素振りは意地でも見せない。
春名あなた
春名あなた
実験のペア・・・・・・誰と組むか、決めた・・・・・・?
廉はあなたにバレないように、ゴクリとつばを飲み込んだ。
これはもしかしなくても、愛しのあなたからのペアのお誘い・・・・・・。
廉はあなたが自分を必要としてくれたことが、嬉しくて嬉しくてたまらない。
永瀬廉
永瀬廉
お前以外に誰がおんねん
廉がそう答えれば、あなたも頬を真っ赤に染めて微笑む。
永瀬廉
永瀬廉
イヤとか言わせへんし
想いが溢れた廉は席から立ち上がると、













・・・・・・


















衝動的にあなたをギュッと抱きしめた。
あなたが好きだ。あなたが好きだ。あなたが好きだ。
抱きしめる腕の強さから、この思いが全部伝わればいい。
そう願いながら。
永瀬廉
永瀬廉
あなた・・・・・・
春名あなた
春名あなた
・・・・・・廉くん?
















━━ハッ!
・・・・・・が、会話の途中からは、全て廉の妄想だった。
気づけば廉はあなたの代わりに、スポーツバッグを抱きしめていた。
ちなみにあなたは廉の意味不明な行動を、きょとんと見つめている。
永瀬廉
永瀬廉
心)・・・・・・やべぇ・・・・・・いてー、俺
クールイケメンを気取っていたはずが、いつの間にか妄想垂れ流しのヤバい奴になっていた。
そんな自分が恥ずかしくて、廉は冷たい態度を取ってしまう。
永瀬廉
永瀬廉
実験のペア?
永瀬廉
永瀬廉
お前以外の誰かや
春名あなた
春名あなた
・・・・・・え
あなたの表情が固まるのを見て、廉はしまった!と
思った。
けれど1度口から出た言葉を今さら訂正することはできない。
永瀬廉
永瀬廉
お、お前と組むとろくなことなさそーやし
春名あなた
春名あなた
・・・・・・っ!
ショックを受けるあなたの横を通り過ぎて、廉は早足で教室を出た。
チラリと背後を振り返ればあなたは悲しそうにがっくりと肩を
落としていて。その姿を見れば見るほど、廉の中で罪悪感が
膨らんでいった。
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