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第22話

ライバル出現②
━━━翌日。
初めて廉や海人、美桜と別々に登校したあなたは、、校門のところで3人と合流した。
春名あなた
春名あなた
れ、廉くんくんっ。お、おはよう
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・・・・
あなたは、勇気を出して自分から話しかけるが、
廉はいつも以上に不機嫌で、返事をしてくれない。
春名あなた
春名あなた
あ、あの・・・・・・昨日は・・・・・・来てくれて・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
お前って、案外尻軽なんや
春名あなた
春名あなた
しかも廉はわざとあなたが傷つくような言葉を投げつけた。
あまりにひどい言われように、あなたは泣きだしそうになる。
二人の会話を後ろから聞いていた美桜も、あからさまに眉をひそめた。
髙橋海人
髙橋海人
なんかあった、昨日?
今田美桜
今田美桜
あったね、間違いなく
海人も普通じゃない廉の怒りを感じ取った。
それは大きな嵐がやってくる、前触れでもあった。






























































永瀬廉
永瀬廉
心)ちくしょう、またやっちまった。あなた、泣きそううな顔してた・・・・・・
夜。廉は自分の言動を公開していた。今朝の発言を謝ろうと、
スマホを手に部屋をうろうろする。
何より今日は朝からずっと、あなたの声を聞いていない。
あなたと話したい。話して、今朝のことを謝って仲直りしたい・・・・・・!
廉は勇気を出して、あなたのナンバーに電話してみた。





📞通話中・・・
春名あなた
春名あなた
もしもし、廉くん!?
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・・・・
着信ナンバーを見て廉からの電話だとわかったのだろう。 
あなたは2コールで出てくれた。

だけど・・・・・・。
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・あー、ま、間違えた
春名あなた
春名あなた
え!?
永瀬廉
永瀬廉
海人にかけようと思って間違えた。じゃあな
    
📞通話終了
春名あなた
春名あなた
・・・・・・
素直に謝れない廉は、電話をすぐに切ってしまった。 

切ってしまってから、また激しく後悔する。
永瀬廉
永瀬廉
あ〜、なにやってんねん俺・・・。もおぉぉぉ〜〜〜〜〜っ!!
素直になれない自分が情けなくて、ベッドの上でバタバタと暴れる廉。

重症のツンデレ治す薬は、どこにもないのだった。








































一方、あっという間に電話を切られてしまったあなたは。
春名あなた
春名あなた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新しい自分の部屋で落ち込んでいた。どうして廉が冷たい態度を
取るのか、その理由がわからない。
あなたの母親
あなた〜、ちょっといい?
春名あなた
春名あなた
う、うん・・・
コンコンとノックの音が聞こえて、あなたの母が部屋に入ってきた。
その後ろには、なぜかお隣の平野紫耀もいる。
平野紫耀
平野紫耀
こんばんは、あなたちゃん
春名あなた
春名あなた
・・・・・・ひ、平野さん!?
どうしてここに?という疑問に答えたのは、母のほうだ。
あなたの母親
こっちにいる間、紫耀くんにあなたの家庭教師を頼むことにしたの♪
春名あなた
春名あなた
え!?
あなたの母親
紫耀くん、青南高校なんだって。秀才よね〜。スポーツも得意なんだって〜♪
どうやら母は、進学校に通う紫耀のことを気に入ったようだ。
平野紫耀
平野紫耀
お役に立てたら嬉しいな
春名あなた
春名あなた
・・・・・・っ
そう微笑む紫耀は、何度見てもイケメンだ。

そして母が部屋を出ていくと同時に、個人授業が始まった。
平野紫耀
平野紫耀
さて、冗談抜きで勉強しよっか
ポンッ、と軽く肩に手を置かれ、あなたの体はビクッと硬直する。

廉や海人以外の男の子と、部屋で二人っきりになること自体が初めてなのだ。

いったいどんなふうに対応したらいいのかわからなくて、あなたは困惑してしまう。
平野紫耀
平野紫耀
なんの教科が苦手?
春名あなた
春名あなた
え、 えと・・・・・・す、 数学・・・・・・とか・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
オッケー、じゃあ数1からやろうか。1学期の復習だとこの辺りかな
紫耀はメガネをかけ、椅子に座るあなたの背後に立った。

後ろからぐっと近づいてくる顔は、初対面の時とはまた違って理知的で。

こんな男の子と接近したことがないあなたは、それだけでパニックになる。
春名あなた
春名あなた
・・・・・・っ、 あ、あの・・・・・・っ
平野紫耀
平野紫耀
あれ? もしかして緊張してる?
春名あなた
春名あなた
・・・・・・す、すみませんっ
平野紫耀
平野紫耀
かわいいなぁ
紫耀はまるで小動物のようにビクビクオドオドするあなたを見て、
ますます好感を覚えた。

この可愛い女の子を守ってやりたい。

他の男を寄せつけず、自分のものにしたい。

あなたは男の独占欲を刺激するタイプの女の子なのだ。

そのツボにはまると、廉のように深い沼にはまって抜け出せなくなる。
春名あなた
春名あなた
わ、私のこういうダメなとこ、廉くんが治そうとしてくれてるんですけど・・・
な、治らなくて・・・っ
もちろんあなたはそんな自分のことをよくわかっていない。 

廉にダメ出しされ続けたせいで、自分が本当にダメな子なんだと
思い込んでいるのだ。
平野紫耀
平野紫耀
あなたちゃん、全然ダメな子じゃないよ。ほんとにかわいい。
顔だけじゃなくて奥手なところも全部
春名あなた
春名あなた
え・・・・・・
紫耀は逆に、あなたのいい所を褒めまくった。
こんなに可愛い女の子が本気で自分のことをゴミだと思い込んでいるなんて悲しすぎるから。
でもあなたのほうは美桜や海人、自分を肯定されたのは初めてで、
紫耀の言動に戸惑ってしまう。
春名あなた
春名あなた
心)ダメじゃない? 私・・・・・・が? そんなはずない。
だってわたしはゴミでクズで、どうしようもない女の子で・・・・・・
紫耀2勉強を教わっている間、あなたの頭の中ではいくつもの疑問が浮かんでは消えた。

そして2時間ほどみっちり勉強して、1日目の個人授業は終わった。
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