打ち上げ会場は、普段クラブとして使われてる、お洒落な場所だった。
躊躇する私をリカはグイグイと引っ張って中に入っていった。
中は、音楽が流れていてクラブの様。初めての場所で戸惑いが隠せない。
リカはカウンターか、お酒を持ってきてくれた。
店の音が大きくて、中々声が伝わらない。
大きく手を振って呼んでくれた先に
いた。
なんだか機嫌が悪そうなトミーさん。
お祝いだけ言って帰ろうかな。
この格好変だったかな。
リカに耳打ちをしてから、トミーさんは私の手を取って店の裏に連れてかれた。
あの時以来のトミーさんの体温。
またドキドキが治らない。
頭をわしゃわしゃと掻きながら、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。