ある日
なんでも屋の談話室に
一人の影があった
そこには変身の練習をしている
猫又である光利がいた
光利は一体何に変身しようと
しているのか…
ポンっと光利から音と煙が出ると…
煙が晴れるとそこには
光利は同じなんでも屋の仲間であり
光利のお世話係と言っても
過言ではない妖野絆に変身した
光利は自身の変身した姿を鏡で確認し
ニヤリと笑う
…だが
光利は「完璧」には変身できていなかった
猫又の特徴である尻尾が
ニョロっと出ているのだ
彼女はそのことに気づいていない
そして彼女はなんでも屋の隣にある
本屋へと足を進める
本屋にはなつめと裏でのんびりと
お茶しているサイラスと漣の姿があった
この3人は絆の腰から出ている尻尾に
気づき、笑いを堪えて
いつものように接することに必死だ
光利がいつもの癖である
語尾にじゃをつけていることに
気づかず、話しているため
サイラスは吹き出さないように
なつめは笑いを必死に堪える
光利の動揺で思わず
3人は笑いが出そうになる
だが、ここで笑ってはだめだと
必死になって笑いを堪える
すると本屋に誰か入ってくる
とうとう、絆が来てしまった
この3人はその状況に気づき
笑いを堪えきれなくなってくる
その後、絆に変身した光利は
にっこりと黒い笑顔を浮かべた絆に
首根っこを掴まれ引きずられ
店の奥に連れて行かれた
その様子を見ていた
なつめ、サイラス、漣は
お腹が壊れるほど笑っていたそうだ



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。