「本当に御幸と木山お似合いじゃね?」
「いや、それな?」
「いっその事、付き合っちゃえば?」
御幸「てゆうか、いつまでこの話してんの?」
『ただの幼なじみなだけやって言ってるのにね、ほんとだるい(』
「そんな事言って実は両思いだったりして?」
「それ、あるわー!!」
「キャプテンとマネージャーとか最高かよ(」
朝からこの話ばっかりしているクラスメイト
正直、面倒だし普通にイラつくんだよね(
でもね、ある日 _________
御幸「あー、ごめん、急に」
『ううん、大丈夫やけどなんかあった?』
御幸「あのさ俺、あなたに言ってなかったことがあったから」
『うん?』
御幸「俺、あなたの事好きだ ___ 。」
まさか、この言葉が彼の口から出てくるとは思ってもいなくて動揺が隠せなかった
『はっ?私ら野球部なの分かってる?』
御幸「うん、分かってる」
『恋愛禁止なのも尚更わかってるよね?』
御幸「うん、だから付き合って欲しい」
『あの、話が全く合いませんが、、、』
御幸「じゃあ、“ 秘密 ” にしよ(笑)」
『うわ、性格悪(』
『バレたら私知らないからねっ』
御幸「って事は _________ 」
『言わなくても分かるでしょ、ほんとに性格だけはダメねっ』
御幸「じゃあ、両思いやったって事?!」
「そういう事になるね(笑)」
御幸「っしゃあ!!」
彼の笑った顔が太陽に負けないくらいとても眩しかった _________
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。