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第1話

1話 あらすじ、いち
1.先天的に怪力を持つ長男 ヨンジュン
生まれながら異常なほどの怪力を持つ長男、チェヨンジュン。
優秀な医者である双子の弟ヒュニンカイと比べられ肩身の狭い思いをしながらも、ゲーム開発者という夢を持ち、怪力の能力を隠しながら生きていました。
ある日、ヨンジュンは憧れのゲーム会社「アイン ソフト」の代表であるチェ・ボムギュに、怪力を使いヤクザ達を懲らしめている場面を目撃されてしまいます。
何者かに会社をやめろという脅迫電話を受けていたボムギュはヨンジュンの怪力で自分を脅迫犯から守ってもらおうと、ボディーガードとして雇うことにしました。
日に日に脅迫行為がエスカレートしていくことに怒りを覚えていたボムギュは、脅迫犯を捕まえる事が出来たらヨンジュンを望み通りにゲーム企画開発チームに移動させるという約束をし、ふたりは脅迫犯を突き止めることにするのでした。
先祖代々長男にしか受け継がれないとんでもない怪力を持って生まれたヨンジュン。
ガチャガチャ
好奇の目にさらされるだけで取り柄にもなり得ないこの能力を必死に隠しながら生きてきたヨンジュンはRPGゲームの中でしか力の強さを発揮できずにいました。
そして、いつかは自分をモデルとした怪力長男が主人公のゲームを開発し、ゲームの中ではせめて思いっきり力を使いたいと夢見ているのでした。
2.チェヨンジュンとチェボムギュの出会い
でも、現実は「自分の欲のために力を使うと力が消えてしまう」という言い伝えの為に臆病になってしまい、仕事、恋も失敗の連続
ヨンジュン
ヨンジュン
これから、どうやって、生きてけばいいんだ…
数々の仕事を転々としながら自分に合う職業を探しているユウト。そうやってうだつの上がらない日々を生きているマンネなのでした。
ヨンジュン
ヨンジュン
ん?なんだあれ。
ユウトは幼稚園バスとその運転手がヤクザに絡まれ道を塞がれている現場に遭遇しました。
ヨンジュン
ヨンジュン
助けにいかないと
ヤクザ
やいやい、若い男がここに絡むとかいい度胸してんな〜
ヨンジュン
ヨンジュン
んだと?
助けようとその場にユウトは乗り込みましたが、1人でやってきた若い男を相手にヤクザ達は暴言を吐き頭を小突くなどやりたい放題。
その事に腹を立てたユウトは…
ヨンジュン
ヨンジュン
やりますか。
持ち前の怪力でヤクザ一味を滅多打ちにしました。
ボムギュ
ボムギュ
ん?なんだあれ?
そんな場面を目撃していたのが、若くして成功したゲーム会社「アインソフト」のCEOであるチェ・ボムギュでした。
ボムギュは目の前の有り得ない光景に唖然とし、このヨンジュンという怪力の長男を強く脳裏に焼け尽くしたのでした。
その後…
事情聴取の為に訪れた警察では、若いヨンジュンがヤクザの大男達を一人きりで打ちのめしたという幼稚園児達とバスの運転手の証言により騒然としました。
同じ目撃者として事情聴取を受けたボムギュは…
ボムギュ
ボムギュ
子供達はヒーロー映画の見すぎだ。
ボムギュ
ボムギュ
ヤクザに脅されていた運転手のおじさんは正常な精神状態ではなかったはず。見間違いだ。
というフォローのおかげでヨンジュンの暴力事件は何とか大事にならずに収まりました。
その際にヨンジュンとボムギュの聴取を担当したのがヨンジュンの同級生でもありヨンジュンが長年片想いしている相手でもある刑事チェ・スビンでした。
学生の頃からスビンに想いを寄せ、怪力のことをひた隠しにしていたヨンジュンはとても先程の大男達相手に戦っていたとは思えないほど、か弱い静かな男性を演じ、猫なで声でスビンの聴取に応じました。
聴取後、自分を知らん顔して帰ろうとするヨンジュンにボムギュは…
ボムギュ
ボムギュ
暴力事件になりそうなところをフォローして助けてやったのにありがとうの言葉もないのですか?
と問い合せました。
するとユウトは…
ヨンジュン
ヨンジュン
なんで警察に嘘の証言をしていたのですか?強そうな癖にその現場をただ見ていただけなんて。恥を知るべきです
と、むしろ反論されてしまいました。
ボムギュはその無礼な態度に呆れる反面、想像も出来ない怪力を持ち、自分の意思をしっかり口にし、まっすぐに自分を見つめてくるヨンジュンの内面のカッコ良さに惹かれ、大きな興味を持ち始めました。
3.チェヨンジュンが自分の力と向き合うきっかけ
ヨンジュンの両親はクルミパイの店を営んでおり、就活中のヨンジュンはその怪力を使って店で使うクルミの殻割りを手伝う毎日を送っていました。
ヨンジュンの双子の弟のカイ・カマル・ヒュニンは頭脳明細で、医大を卒業後、整形外科医のインターンとして働いており、ヨンジュンはそんな弟と比べられ家では肩身の狭い思いをしていました。
その日、通常では有り得ないような怪我を負ったヤクザ達がヒュニンカイの働く病院にぞくぞく入院してきたので、医師たちは驚きました。
その治療の担当になったヒュニンカイに、「チェヨンジュンという若い男1人にやられた」と皆口を揃えて自分の兄の名前を言うのです。
ヒュニンカイは「自分の欲の為に力を使うと、力が消えてしまう」という言い伝えがあるのを忘れたのかと思い、ユウトに忠告しに行く事にしました。
ヨンジュン
ヨンジュン
で、話って何?
ヒュニンカイ
ヒュニンカイ
忘れてないよね?今日、ヤクザが病院に入院してきて、ユウトにやられたって言ってたけど、自分の欲の為に力を使うと力は消えてしまうって言われたよね?
ヨンジュン
ヨンジュン
ん?でも、力なんて消えてないけど?
ヨンジュン
ヨンジュン
もしかして、どんな事をしても力が消えない体質なのかも…
そのためこの力を利用して力の必要な仕事をしてみようかと考え始めることにしました。
4.チェヨンジュンのアインソフトへの入社
ボムギュは近頃、何者かにゲーム会社をやめろという脅迫を受けていました。
その脅迫行為はだんだんとエスカレートしていき、はじめは脅迫電話だけだったものが、次第に誰かに後を付けられるなど身の危険を感じ始めたボムギュは護衛の為にボディーガードを雇うことにしました。
その候補者である実績優秀で屈強な男たちの履歴書を眺めながら、ふと、ボムギュは数日前に会った、とんでもない怪力の長男・ヨンジュンを思い出しました。
ボムギュ
ボムギュ
そういえば、そんな奴もいたな…
秘書を使ってヨンジュンを探し出させたボムギュはボディーガードとして破格の待遇を提示し、ボディーガードになって欲しいとスカウトしました。
若い男である自分をボディーガードとして雇いたいというボムギュに不信感を抱いたヨンジュン。
ヨンジュン
ヨンジュン
なんで、俺が?
しかし、その会社がなんと以前から入社したいと憧れ続けていたゲームに会社「アインソフト」だというではありませんか。
ヨンジュンは即、ボムギュのボディーガードとして契約することを決意しました。
初出社の日、ヨンジュンの力試しとして、秘書とけんけん相撲(タッサウムという片足で相手にぶつかって遊ぶ韓国の伝統の遊び)をしてみろと提案をしたボムギュ。
しかし、力の加減が出来なかったヨンジュンは秘書を思い切り蹴り飛ばしてしまい、なんとそのまま、秘書は骨折入院。
ヨンジュンはボディーガードかつ秘書業も引き受けることになり、常にボムギュの傍でサポートしなければならなくなってしまったのでした。
5.トボン洞での殺人事件、チェ・ボムギュの脅迫事件の謎
その夜、ヨンジュンの住む町・トボン洞で若い女性が殺害されるという事件が発生。
朝からその恐ろしいニュースで持ち切りの中、同じくボムギュのパソコンにも新たに恐ろしい脅迫画像が送られてきました。
立て続けに脅迫電話もかかってきたのを聞いたヨンジュンに正直に言うことにした。
ボムギュ
ボムギュ
実は、数ヶ月前から脅迫を受けている。どんどんエスカレートしていき、身の危険を感じそのために怪力であるユウトをボディーガードとして雇うことにしたんだ。
こんな業務だったことを知らせずに契約させたことに悟るヨンジュンだが、ボムギュはある約束を交わした。
ボムギュ
ボムギュ
この凶悪犯を捕まえられたら、望み通りのゲーム企画開発チームに異動させる。
と、ヨンジュンに約束しました。
ヨンジュンも…
ヨンジュン
ヨンジュン
分かった。
その提案を受け入れ脅迫犯を突き止める協力をすると約束します。
こうして、大男が守られ、若い男が守る、奇妙な雇用関係が始まったのでした。
続く。
P.S
ネタバレ要素を描いているので、人物が出てくるのは少ないですが、楽しんでいただけると幸いです!リクエストはコメントにお願いします!
ごめんなさい、PENTAGONでは大変やりずらかった為、TXTに変更しました💦