パシュ
黒の煙弾!!
すぐ後ろからです!
右から来ていたと言う何かかな
お前ら剣を抜け
それが姿を現すとしたら、一瞬だ
バンッ
ヒュッ
走れ!
ダダダ!
は、速い!この森の中じゃ支線に回避しょうがない!
すぐ追いつかれる…
兵長!立体機動に移りましょう!!
逃がすかぁー!!
背後より増援!
無駄だ…よ……
ヒュッ
うわぁぁ((グシャッ
は……あ、……
兵長!!指示を!!!
やりましょう!!あいつは危険です!!
このままじゃ、追いつかれます!
奴をここで仕留める!その為にこの森に入った!
そうなんでしょ!?兵長!
……私はリヴァイの指示に従う
はぁ?!なんで!
…………信じてるから
……全員、耳を塞げ
え?
バンッ
キィーーーーーーーン
うっ、音響弾?
お前らの仕事はなんだ?
その時々の感情に身を任せるだけだ
そうじゃなかったはずだ
この班の使命は、そこのクソガキに傷一つ付けないよう尽くすことだ
命の限り
(俺を監視する為なんじゃ)
俺たちはこのまま馬でかける、いいな
了解です
駆けるって一体どこまで?!
それに、奴がすぐそこまで
ハッ、また!
増援です!早く援護しなければ、また殺られます!
エレン、前を向いて
アラナ!
歩調を乱すな!最高速度を保て!
エルドさん!
なぜ!リヴァイ班がやらなくて、誰があいつを止められるんですか!?
うぉぁぁぁぁぁ((バンッ
また死んだ!助けられたかもしれないのに!
まだ1人は戦ってます!今ならまだ間に合う!
エレン!前を向いて走りなさい!
戦いから目を背けろっていうんですか!?
仲間を見殺しにして逃げろっていうんですか?!
ええ、そうよ!兵長の指示に従いなさい!
(いや、1人でだって戦えるじゃないか)
何してんのエレン!
それが許されるのは、エレンの命が危うくなった時だけ!
みんなと約束したじゃん!
……ハウッ……
エレン……
お前は間違っていない
やりたきゃ、やれ
俺には分かる、こいつは本物の化け物だ
巨人の力とは無関係にな
どんなに力で抑えようとも、どんな檻に閉じ込めようとも
こいつの意識を服従させることは、誰にも出来ない
エレン、お前と俺たちとの判断のそうゆは経験則に基づくものだ
だがな、そんなもんはあてにしなくていい
…選べ
自分を信じるか、俺やこいつら調査兵団組織を信じるか、だ
俺には分からない
ずっとそうだ
自分の力を信じても、信頼に至る仲間の選択を信じても
結果は誰にも分からなかった
だから、まぁせいぜい悔いが残らない方を自分で選べ
エレン!
信じて
・
・
・
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