第49話

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2021/01/24 10:00
ユンギside












あれから俺たち防彈少年團は










努力して、努力して、







一時は解散を考えた日もあったけど、















今や世界的なアイドルになった。













ユンギ
ユンギ
あみさらんへ〜🤍








それでもあなたの事を忘れたことなんて













片時もなかった。
ユンギ
ユンギ
あなた……









今でもたまに夢に出るくらい。














俺たち、




付き合ったのは1年もないくらいの期間なのに、













本当に好きで好きで仕方なかった
















あんなに人を好きになったことなんてないし、








これからもないだろう。












(なまえ)
あなた
ユンギ…?
 






だから、










病院で





彼女を見た時、










涙が出るくらい、嬉しくてたまらなかったんだ。













俺は常に冷静を装ってるけど










心の中では







本当に嬉しくて、















すぐにでも抱きつきたかった。















だけど、今や






大きなものを背負ってしまった俺に









そんな無責任なことは出来ない。



















あなたは知ってるのか?








俺がBTSのメンバーであること。











そもそもアイドルなのを知ってるのだろうか。
















だけどあなたと話してて気づいた。
















こいつはきっと、










俺がアイドルなのを、BTSのメンバーなのを




知らないんだ。
















(なまえ)
あなた
そっちから振ったくせに…!
















間違いない。










俺がアイドルなのを知らないあなたに








何を言ったって









響かないだろう。













きっと、











『アイドルになるために振ったんだ』





なんて言っても、






















(なまえ)
あなた
だったらあの時、ちゃんと言ってくれれば良かったのに…






そう言われるのは目に見えていた。




















ずっと会えなかった、







大好きな女が目の前にいて、






耐えるのは難しいんだ。

















触れたかった。あなたに。






なんだか今のあなたは弱々しくて、










消えてしまいそうで。






















もうどこにも行って欲しくなかった。






離れたのは俺なのに。















ユンギ
ユンギ
あなた…!




腕を掴むと暴れるあなた。














俺は抵抗する彼女に、






















無理矢理キスをした。
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