あなたside
ジョングクさんは可愛いけど、
ジョングクさんの身長と体重は可愛くない。
重すぎる。
ユンギは
さっき助けようとしてくれたのに、
どっかいっちゃっ……
びっくりした。
どっか行ったと思ったら
急にジョングクさんを持ってくれた。
ユンギの手にあるのは
私の大好きな
ミルクティー。
覚えててくれたんだ。
ちょっと嬉しい。
とか思ったのは秘密。
私は、たまたま持ってた
ペットボトルの水をユンギに渡した。
最低。
たまたま持ってたんだって。
人の親切をこうも踏みにじるって
どうなのよ…
少しだけ守ってくれた気がした。
ユンギは変わらないな。
あの頃から人思いだ。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。