第23話

2 💜side
最近帰りが早かった紫耀の帰りが今日は遅かった

案の定、帰ってきた紫耀は傷だらけで玄樹と俺で心配したらうるさいと言われてしまった

その言葉にイラッとしたのか廉が珍しく紫耀につっかかった

でも、髪を金に染めピアスも開けてる紫耀が怖いのか震えながら言った
廉
廉
し、紫耀兄ちゃんそんな言い方ないんちゃう?
紫耀
紫耀
あ?なんだよ
廉
廉
や、やからせっかく心配してくれてんのにそんな態度ないんちゃう?てこと…
紫耀
紫耀
あ?お前喧嘩売ってんのか?
廉の首元を掴む

それを見て焦った玄樹が止めに入る
玄樹
玄樹
やめなって紫耀!
紫耀
紫耀
離せよ!おい、廉!
廉
廉
俺は…俺は!そんなに心配してくれたことないのに…せっかく心配してくれてるんやからちょっとは愛想良くしいや!
そう言って紫耀の首元を掴んだ廉の目には膜が張っていて今にもこぼれ落ちそうな涙があった
紫耀
紫耀
やんのかよ?
玄樹
玄樹
2人ともやめなって!
廉
廉
紫耀兄ちゃんはいっつもそう、俺が持ってないもん全部持ってる…やのに、そうやってすぐ手放そうとするやんか!!
そうだった…

紫耀は小さい頃からやんちゃで、よく怪我をして帰ってくる子だった

そんな紫耀を見て心配するのは当たり前で、あなたと一緒に怪我の手当てをした

玄樹も小さい頃は体が弱くて、季節の変わり目には絶対熱を出していた

海人も小さい頃は今よりもパニックとかよく起こしてたから俺とあなたは2人で3人のそばを離れなかった

対して廉は、物分りが良くて一人で絵本を読んでることが多くたまに海人の面倒を見てもらっていた

どこかで廉は大丈夫と思っていたんだ

海人のお迎えがあるからなのか今まで友達と遊ぶと言ったことがない

反対に紫耀は、昔の紫耀は明るく元気で天然な性格で友達作りはいつも上手くいっていてよく友達と遊んでいた

でも、飽き性なところがあり何をやらせても直ぐにやめた

だから廉が言った『俺はそんな心配してくれたことないのに』は俺が悪いんだ
紫耀
紫耀
お前、俺の事何も知らないくせに知ったような口聞くなよ!
殴る)
廉
廉
う"っ!
玄樹
玄樹
紫耀!
優太
優太
紫耀!殴るのは違うだろ?
廉
廉
なんやねん…みんな紫耀兄ちゃんばっかり!
優太
優太
廉!
廉は階段を駆け上がり、自分の部屋にこもってしまった