第28話

忘れられない ❤side
俺には忘れられない過去がある

それは…
優太
優太
あ!なっつかしい
こんな所にアルバムがあったぞ!
玄樹
玄樹
どれどれ?ほんとだ!
廉
紫耀兄ちゃんも来て!
紫耀
紫耀
なに?
玄樹
玄樹
アルバム!一緒に見よ
どんな所にあったのか分からないけど、ホコリが積もってない新品同様のアルバムがあった
海人
海人
これ、だぁれ?
優太
優太
これは俺だな
玄樹
玄樹
老けたね
優太
優太
え!?
最初のページには父さんと母さんの結婚式の写真があった

タキシードと白のウエディングドレスを着ている2人は飛びっきりの笑顔

次のページは父さんと母さんと母さんの腕の中にいる玄樹兄ちゃん
海人
海人
これはだぁれ?
優太
優太
これは玄樹だよ
海人
海人
玄くん?
玄樹
玄樹
この頃から俺は女の子扱いだったの?
写真に写っている玄樹兄ちゃんはピンクのタオルで包まれていた
優太
優太
これはたまたまピンクしかなかったんだよ
次は俺、廉、海人と次々ページをめくる

そして、ある写真のページで父さんの手が止まる
玄樹
玄樹
あ、これ俺知ってるー
廉
紫耀兄ちゃんが怪我してる
優太
優太
これは我が家の3大事件のひとつだな
その写真は海人の誕生日で、ケーキと家族全員が写っている写真だった

写っている俺は顔にガーゼがあり、そっぽを向いている

そう、これが俺の忘れられない過去
海人
海人
なんで怪我してるの?
優太
優太
それは…紫耀に聞いたら分かるかもな?
口角をあげてそう言う父さん

玄樹兄ちゃんもクスクス笑ってるし、廉と海人はキョトンってしてるし
海人
海人
紫耀兄ちゃん、なんで怪我してるの?
廉
なんで?
紫耀
紫耀
…それは