第29話

2 ❤side
⚠️障がいを持ってる人が悲しむような言葉があります、無理な人はひとつ飛ばして次のお話へ




その時の俺もやんちゃでよくころんだりしてた

だけど、その日の授業が障がい者理解ですごく楽しみだった

なぜかと言うと、海人の事がもっと知れる、みんなにも分かってもらえるんだって思ったから

何回か海人と廉をまじえてクラスの何人かと遊んだことがある

でも、みんな廉としか遊んでくれなくて海人は?と聞くとあの子変だもんとしか帰ってこなかった

だから、もしかしたら理解して一緒に遊んでくれるかもしれないそう思ったんだ

でも、現実はそうはいかなかった

先生『みんなは障がい者の人と会ったことある?』

友達1『俺あるぜ!紫耀の弟は障がい者だもん!』

友達2『俺も!なんか変だった!!』

小学生だから言葉遣いもあまり良くなかった

変って言われるのが嫌だった

海人は可愛いし、自慢の弟なのになんでそんなこと言うんだろうって思った

先生『そんなことは言っちゃいけません!障がいを持ってる人も苦しんでるんだよ』

先生はそう言ってくれたけど、海人の話は膨らんで

友達3『紫耀の弟は人間じゃねぇもん』

その言葉でカチンときた

だから、俺は殴ったんだ

紫耀『海人は人間だから!そういうこと言うんじゃねぇ!!』

すると向こうも殴ってきて、教室中はパニックだった

泣き出す女の子もいたし、色んな先生達が来た

すぐに俺とその子は保健室に連れていかれて、そのまま生徒指導室みたいな所に行かされた

優太『失礼します』

しばらくすると父さんと相手のお母さんが来た

先生がこうなった経緯を話してくれた

向こうのお母さんはひたすら謝ってたけど、本人は謝ってくれなくてだったら俺も謝らない!って意地をはった

そして、俺はそのまま早退となった

優太『今日は海人の誕生日だからケーキ買って帰ろっか!』

父さんはあのことについては何も話さなかった

紫耀『ねぇ聞かないの?』

車内で流してる音楽が終わった頃そう言った

優太『んー?別に、紫耀が話したくないのかなぁって』

紫耀『…ふーん』

優太『聞いて欲しいの?』

紫耀『…どっちでも』

優太『大丈夫、父さんはいつまでも紫耀の味方だから責めたりなんかしないよ』

紫耀『…海人』

優太『ん?』

紫耀『海人の悪口言われてムカついた、人間じゃないって言われて…俺、海人のお兄ちゃんだから……』

優太『ありがとな、紫耀』

紫耀『あとさ』

優太『ん?』

紫耀『ケーキ屋さん過ぎたよ』

優太『え!?』

紫耀『ふっ笑』

少しその場が和んだ気がした

後日、その子は謝ってくれて俺も謝った

その日の海人の誕生日は父さんにいじられて、うざくてあの写真になった