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2021/05/25

第3話

不思議だね
華月
華月
莉緒おはよ‼︎
莉緒
莉緒
おはよう,迎えにきてくれてありがと
華月
華月
いいのいいのw今日も図書室?
莉緒
莉緒
うん
華月
華月
私も行こうかな〜
莉緒
莉緒
華月は皆勤賞狙ってるんでしょ?wなら教室行ったほうがいいよ
華月
華月
まーね,じゃあ休み時間とか遊びに行くね
莉緒
莉緒
うん


華月と昇降口で分かれて,華月は教室へ俺は図書室へ向かった。教室には絶対に行かない。言ったらいじめられる。

教室に行かない時点で自分は逃げているのと同じなのかもしれない。それでも,わざわざ傷つくって分かってて教室に行くなんて馬鹿みたいだから。逃げてる恥ずかしいやつって思われてもいい。人間やっぱり自分が一番大事なんだから。


俺の家庭の事情は,保険の先生と図書室の先生だけ知っている。もちろん担任にも一度話したことがあったが,甘えだのなんだのいって聞いてくれなかった。


莉緒
莉緒
失礼しまーす


誰もいない静かな図書室。いつもここで一人で勉強して,帰りたくなったら帰る。担任はテストでさえ点を取れば文句は言わないと言っていた。だから自分もやることはしっかりやる。

うちの学校の図書室は結構優秀で週刊誌とかアニメ雑誌なんかも置いてある。たまたま目に入ったモデル雑誌。モデル雑誌なのに表紙がイラスト?不思議に思い自然と手に取る。


表紙には〈今ティーンに大人気すとぷり特集‼︎〉と書いてある。誰やねん。と心の中でツッコミを入れる。パラパラとページをめくり,目を通すがどのページもイラストでやっと人が出てきたと思っても顔はイラストで隠れている。

え,この人たちモデルやる気ある?と思う部分と顔が隠れてるから服が主役って感じで服の良さが伝わる。いつも雑誌って見ないんだよね。結局は顔で,顔がいいから似合うんだよって思ってしまうから。


モブ
モブ
莉緒ちゃーんw
モブ
モブ
マジでここにいたw

うわ,こいつらここまで来たのかよ。本当に暇人なんだな。

モブ
モブ
本当その目君が悪い
モブ
モブ
消えてくれないかな?

そう言う女子生徒の手が自分の方へ伸ばされてくる。反射的に体が震え出し,勢いよくその手を払い除ける。

モブ
モブ
は?お前ふざけんなよ

思い切り髪を掴まれ体を横に振られる。椅子から転げ落ち,床に倒れる。

腰を思いっきり打ってズキズキと痛む。

モブ
モブ
今日先生いなくて自習って言ってたし良いところ連れてってあげるw

髪を掴まれたまま学校の外に連れて行かれる。きっとこのまま学校に帰さないためだろう。鞄などの荷物も全て待たされ,行き先も分からず彼らに引きずられる。

痛い,さっき打った腰が…。

気がつけばどこかの建物の中で多分二階くらいの高さのベランダに立たされている。

嘘,こいつら正気?

そう思った時にはもう遅くて,背中を押されて俺は空を舞った。バカなあいつらのことだから2階から落としたくらいなら死なないとか思ってるんだろうな。死なくても痛いのに。

落ちるのは本当に一瞬ですぐに俺は意識を手放した。

???
ねぇ!大丈夫?!
???
ころちゃん揺らしちゃダメですよ!
???
とりあえず手当てしなきゃ…!








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