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2021/06/12

第8話

心の休ませ方


学校に行く

それは学生の役目。

俺はその学生としての役目を放棄して綺麗な水が流れる近くの川岸で遊んでいた。



華月にはちゃんと連絡を入れている。
華月だけは俺のことを理解してくれる。本当にありがたく大切な友人だ。


華月
華月
「莉緒ーリラックス出来てる?」
莉緒
莉緒
「うん。一人でつまらないけど」
華月
華月
「真菜が莉緒元気?って」
莉緒
莉緒
「あー,元気だよって言っといて」
華月
華月
「はーい」



華月とちょくちょくメールをして原っぱでゴロゴロする。
メールのやり取りで出てきた真菜は,小学生くらいからまたに絡む幼なじみ。田舎だからクラスメイトほとんどが幼なじみだけどw


莉緒
莉緒
今〜私の〜願い事が〜叶うな〜らば〜♪
莉緒
莉緒
翼が〜ほし〜い♪


習った記憶なんてないけど,頭に浮かぶ一つの歌。どこかで聞いて覚えている曲。
名前のタイトルは覚えてないけど…大切な曲


ころん
ころん
色気の欠片もないね
莉緒
莉緒
わぁ!


ゴンっ




びっくりして勢いよく起き上がるところんくんと思いっきりおでこをぶつけた。
なかなかいい音がしてヒリヒリと痛みを伴った。

ころん
ころん
いたーっ‼︎
莉緒
莉緒
う…ごめんなさい
ころん
ころん
いてて…こんなとこで何してんの?学校は?
莉緒
莉緒
…ころんさんはどうしてここに?
ころん
ころん
質問を質問で返さないでくださーい
莉緒
莉緒
…サボりです
ころん
ころん
正直者にはアイスあげるw
莉緒
莉緒
ありがとうございます?で,ころんさんは?
ころん
ころん
僕は買い物帰り
莉緒
莉緒
ふーん
ころん
ころん
え,興味なし?w


ころんさんは,本当に俺の年上なのか?まるで同級生くらい軽い絡みが似合う。

ころん
ころん
それでさ,聞いていい?どうして学校に行かないのか
莉緒
莉緒
…聞いてどうするんですか?
ころん
ころん
どうもしないよ?
莉緒
莉緒
え…
ころん
ころん
学校に行けないってくらいだからいじめとかなんだろうけど助けるとかは言えないかな
莉緒
莉緒
責任をおいたくないから?
ころん
ころん
助けるって言葉って無責任だと思わない?
ころん
ころん
出来るかも分からないのに助けるって言葉で期待を持たせるのは


この人,大人なんだな。

助けるって言葉。俺は好きじゃない。
助けるって期待をもたせる奴ほど信用出来ない。期待だけさせて,そこから大体の人が絶望させる。



だから傷ついて知った人はいう。

「だったら最初から希望を見させないでよ」

勝手に希望を持ったのが悪いこともわかってる。でも,そのきっかけがなければもともと思いつきもしなかった希望を持たせたのは,助けると言った人なのではないか…。


この人…ころんさんは俺に無駄な希望を与えようとしてるんじゃない。


ただそばで寄り添おうとしてくれてるだけなんだ。

助けはしない。ただ…話をして,心の休ませ方を教えてくれているだけなんだ。










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作者
作者
この小説が最終回を迎えたとき,後書きとしてこの物語を考えた理由など話したいと思います
作者
作者
ただ一つ,周りにいじめや虐待を受けている子がいたとき,本当に簡単に助けるという言葉だけは使わないでほしい
作者
作者
無駄な希望を持たせないで,希望から絶望させたらもう心は粉々に砕けてしまう
作者
作者
ただ何も変わらなくても,そばで話を聞いてあげてほしい。心の休ませ方を教えてあげてほしいです






話が変わりますが,いつか新しい小説を書くとしてタイトルどっちがいいですか?

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作品タイトルどっちがいい?
昨日死んだ君へ
61%
音楽は世界を変える
39%
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