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2021/06/11

第7話

莉犬…


ジェルside



俺らは2016年にすとぷりというグループを結成した。
個性豊かなメンバーが集い活動をしている。本当に少しずつリスナーさんが増えている。


俺は,グループを結成した当初からみんなが心配だったが,あるメンバーが一番心配だった。メンバー全員,不安なことも多かった。もちろん俺も。みんな笑って過ごしていたが,増えるアンチやなれない仕事の数々に不安は溜まっていた。

その中で,俺は"莉犬"が心配でならなかった。
莉犬は元々あまり自分の話をしない。ただ,よく「俺は自分が好きじゃなかった」そう言っていた。


ある日,莉犬が急に明るくなった。今までは不安でよく元気をなくすことがあった莉犬が。何故か急に明るくなった。もちろんいい事だとは思う。でも何かがおかしかった。
そんな中,みんなで過去の話をしよう。となーくんが言った。自分のことを話すことは難しいがお互いを知り合いたい。支えたい。そのためにも自分の良いところも悪いところも話し合いたい。と。

その時,わかった。
莉犬は…












莉犬
莉犬
すみません,俺は過去の自分を思い出せないんです
莉犬
莉犬
すとぷりになる前の自分を。莉犬としての自分以外,わからない…







莉犬が明るくなったきっかけは悩みが消えたからじゃない。不安がなくなったからじゃない。

過去を忘れてしまったからだった。
結果的に本人の悩みや不安が減っていることは確かだ。今の莉犬は毎日楽しそうだ。でも,それでいいのか。俺にはわからない…









  
華月
華月
つまり?
ジェル
ジェル
つまり,そういうのにどう思う?
華月
華月
過去を忘れてしまった事にですか?
ジェル
ジェル
うん
莉緒
莉緒
忘れてしまいたいほど,自分の記憶から消したいほど覚えていたくない過去だったんでしょうね
ジェル
ジェル
でも,今の莉犬を作ったのは…
華月
華月
過去の本来の彼
ジェル
ジェル
…二人はまだ高校生やのにしっかりしとるな
莉緒
莉緒
そうですかね?
ジェル
ジェル
うん
ジェル
ジェル
それと,なんで莉犬は莉緒ちゃんを見て泣いたんかな…華月ちゃんのことなんかは見えてないみたいやったし
華月
華月
私幽霊?w
莉緒
莉緒
なわけないじゃん,私たちには見えてるんだから
ジェル
ジェル
莉犬疲れとるんかな
華月
華月
そうだと思いますよ
莉緒
莉緒
あ,家ここです
ジェル
ジェル
お,そか…二人とも遅くまでごめんな。またいつでも遊びに来てええからな
華月
華月
え,大丈夫なんですか?
ジェル
ジェル
まぁ今度改めてなんか謝罪せなあかんからな
莉緒
莉緒
?わかりました
ジェル
ジェル
ほなまたな









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