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2021/07/01

第12話

時の狂い



久しぶりに学校へ行くと,
机の上はゴミが散乱していて,勉強出来るような机じゃなかった。




モブ
モブ
きったなーいw
モブ
モブ
ごみにはゴミをってなw



なんでだろう,いつもだと悲しい気持ちになるのに。

今は目の前のことじゃない。何か違うものが視界に映る。
今の状況と重なって,視界の半分に何故か楽しそうに,幸せそうに莉犬さんが映る。


そんな幻覚が写った瞬間,反射的に目の前にあった鉛筆を思いっきり投げていた。


モブ
モブ
うわっあぶねっ
モブ
モブ
ちょっと‼︎何してんのよ!



モブの声なんて聞こえなくて,何がお腹の奥底から沸々と湧き上がってくる。



それと同時に,涙が出る。
自分でもわかる。今の自分がどうかしていて,かなり情緒が安定していない。

莉緒
莉緒
なんで私を笑うの
莉緒
莉緒
気持ち悪いなら見なければいい
莉緒
莉緒
消えて欲しいなら早く消せばいいじゃん
莉緒
莉緒
殺せよ…殺してよ!
モブ
モブ
何,急に…
モブ
モブ
怖いんだけど
莉緒
莉緒
私を傷つけて楽しい?
莉緒
莉緒
痛いよ
莉緒
莉緒
心も体も
莉緒
莉緒
ずっと続くくらいならいっそ
華月
華月
莉緒!


華月が視界に入って,勢いに任せて出ていた言葉の数々が止む。

でもまた新たな幻覚が見える。
真菜が,ベランダの方から私を読んでいるように聞こえた。ベランダを見ると,真菜が手すりに立っている。



莉緒
莉緒
真菜…?
真菜
真菜
私ね,病気に負けて死ぬのは嫌なんだ
真菜
真菜
だからね,自分から命を断ちたい




あれ,これどこかで聞いたような記憶が…


すると今度は目の前が病院の中になる。





病院のベットの前にいて,
ベットには華月が横たわっている。

病院の機械たちが最後を知らせてくる。




何これ,なんで?
華月とさっきまで学校にいて,真菜が…
え?



華月
華月
莉緒,私の夢を叶えて…

涙を流しながら俺を見つめる彼女が,嘘ではない。幻ではないことを伝える。


???
うん!わかった‼︎


自分の隣で,小さな自分が華月に返事をする。

よく見ると華月も小さくて,高校生の姿の華月が記憶からかすれていく。


莉緒
莉緒
どうして,どういうこと?!
莉緒
莉緒
なんで,なんで華月死んじゃうの?!
莉緒
莉緒
置いてかないで





















???
私のわがままのせいでまた泣かせちゃったね
???
ごめんね










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