あーずーはかなり戸惑っていた。そりゃそうだ。あー。なんでこんな大切なこと言い忘れたんやろ…
僕はふと、あーずーの空きっぱなしのキャリーバッグを見た。
あーずー…こういう所、すごい気が回るな。頭の回転早い証拠やな。
って、こんなしんみりしてる場合やない。早く入らんと!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
よし、浴衣着るか。と思った瞬間。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんなこんなで1日が終わろうとしていた。
あーずーが少し驚いたような表情をした。察してくれたんかな?
僕の心臓はとてもバクバクしていた。
あーずーの唇に触れた瞬間…
ブーブー))(LINEの着信)
あーもう!!!ざわくん!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。