瀬戸六花
痛た…
目を開けると知らないところにいた
みくは…みくはどこ?
羽田美玖
あーいた!
りっちゃん大丈夫?
瀬戸六花
うん…なんとか
羽田美玖
ここどこか分かる?
瀬戸六花
分かんないや
羽田美玖
使うのあんまりだけど…
能力使って人でも探す?
瀬戸六花
確かにそれがいいかもね
私は瞼を閉じた
集中…声に
みんなの心の声に…
すると1つ声が聞こえてきた
おおかみ
(赤ずきん…僕が君を守るよ)
瀬戸六花
…赤ずきん?
羽田美玖
なにか聞こえたの?
瀬戸六花
うんなんか…人間じゃない声
動物?あと赤ずきんとか言ってた
羽田美玖
もしかしてここ…おとぎ話の世界?
瀬戸六花
とりあえず行ってみよう
--------------------------------
私達がたどり着いたところで目にしたものは
おおかみが狼と喧嘩?してるところだった
羽田美玖
何してんだろ…
瀬戸六花
もしかして…
ここは赤ずきんの世界とすると…
狼は赤ずきんを食べて…
その後…猟師によって
殺される…?
瀬戸六花
そうなったら大変じゃない…
羽田美玖
あ、ちょっとりっちゃん!
どこ行くのさ!
瀬戸六花
赤ずきんの狼ってさ…
羽田美玖
猟師に殺されるんじゃなかったっけ?
瀬戸六花
あのおおかみは…悪い人じゃない…
赤ずきんに恋してる…そんなおおかみだよ
羽田美玖
え、じゃあこのまま行くと…
瀬戸六花
2匹とも猟師に殺されちゃう…
羽田美玖
うーん…どうする?助けに行く?
???
お困りのようだね
瀬戸六花
誰!?
朝日真衣
私だよ私
朝日真衣
羽田美玖
さっきの…
朝日真衣
そう君達の推測通り
ここはおとぎ話の赤ずきんの世界さ
瀬戸六花
どうしてこんな所に…
???
今は話せないわ
ベレーちゃん
ここで話すと計画がパァですからね
羽田美玖
なんだこのちっちゃいの…
ベレーちゃん
ちっちゃいとは何事ですか!?
私怒ると怖いって言われるんですよね
朝日真衣
はいはいベレーちゃん落ち着いて
朝日真衣
とりあえずなんだけど…あのおおかみを助けて欲しいの
羽田美玖
まあそのつもりだったけど…どうするの?
ベレーちゃん
そこのブルーの貴方の能力を使えばいいのです
瀬戸六花
私の…?
朝日真衣
それはあるね
それじゃあ頑張って
ベレーちゃん
そこの黒いの…
この恨みは一生忘れないですからね!
瀬戸六花
なんだったんだろう…
羽田美玖
とりあえず能力…使ってみる?
瀬戸六花
うん
私は瞼を閉じた
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第4話 Chapter0-2
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。