永瀬「 ちょ 、 泣かんといてや 」
「 … ごめん 」
永瀬「 あなたは浮気されて悲しかったん? 」
「 うん 、 本当に私の何がいけなかったんだろう … 昨日の女の人すごい綺麗だったし 私なんかよりずっとお似合いだったもん 私だって浮気したら許してくれるのかな ? 」
永瀬「 … 」
気づいたら お酒が入ってるせいで 思っていること全部吐き出していた
こんな話廉にしても迷惑なだけだもんね
早く謝ってホテル探さなきゃ
「 廉ごめん 私の愚痴無理矢理聞いてもらっちゃって ホテル探すからみんなに私帰ったって言っておいてくれる ? 」
永瀬「 なぁ 俺と浮気してみる ? 」
「 え ? 」
永瀬「 俺でええんやったらあなたに協力したい 一回俺と浮気してその彼氏のこと忘れようや 俺の家に全然住んでもらって構わないし 」
「 でも 迷惑かけるのも申し訳ないし それに廉芸能人でしょ ? もし熱愛とか出ちゃったりしたら大変だから さすがにやめておいた方がいいと思うよ 」
永瀬「 俺があなたのこと助けてたくて言ってるんやから全然迷惑やない それに俺住んでるの最上階やからマンション入る時タイミングずらせばいいだけ 」
廉の綺麗な顔がどんどん近づいてきて
気づいたら私たちは唇を重ねてた
永瀬「 ほら 受け入れたってことは俺と浮気してええってことやんな ? そうとなったら早く俺の家行くで 」
廉に手をとられて 近くのタクシーを拾って
廉の家に向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。