永瀬「 ん 入り 」
「 … お邪魔します 」
永瀬「 そんな固くなんなくてええよ 今日からここ俺とあなたの家になるんやし 笑 」
「 そっか そうだね 笑 」
部屋に入ったら意外と片付けられてて ソファーに座るのも
何だか申し訳ないし 部屋のすみっこに立ってたら
永瀬「 そんなとこでぼーっとしてどーしたん ? 笑 いっつも大吾とおる時うるさいくせに 」
「 何それ 私そんなうるさくないんだけど ‼︎ 廉のお家来たの初めてでちょっと緊張してるだけ 」
永瀬「 ほーん 笑 」
いつも通り接してくれるから 私も気を使わなくてすむ
廉のそういうところ 考えてくれてる感じがして
ちょっと嬉しい
永瀬「 風呂とか適当に入ってもらってええから 着替えは今日は俺ので我慢して それと明日明後日って俺運がいいことに連休やから そこであなたの家のもの俺の家に持ってきて 」
「 ありがとう 」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。