第8話

涙を流した君。
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2019/05/02 10:31
その言葉を発したあと、彼女は倒れた。
僕は鍵の開いた扉から最上階にある彼女の部屋らしきところまで運んだ。
そこには沢山のくまの人形があり、とても悲しみに溢れた不気味な部屋だった。
僕はこのとき彼女を守ってあげたくなった。
その後彼女の顔を見ると、涙を流していた。
それから彼女は一日中目を覚まさなかった。
その夜、彼女の言っていた書斎らしき部屋を見つけてこの国のことを調べることにした。
ゆうま
ゆうま
いつかこの残酷な世界から彼女を連れ出すために___

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