私は一人で楽屋に戻る
勝利、マネージャーに呼ばれてどっか行っちゃった。
…………………ガチャッ、ガンッッッッ!!!!!!!←
風磨「痛ってぇ!!!!?!?」((
藤咲『ありゃ、風磨なにしとるん?』
風磨「ったぁ…………ここで寝てた」
藤咲『は、ドアの前の床で!!?』
風磨「だってほらよ((クイッ」
風磨がん、と顎でソファを指した
ソファには山積みになってる人。
…………は、人????
藤咲『下からマリウス、聡、健人…………は??』
風磨「お前が出ていったあと、力尽きたとさ」
藤咲『んあーね、なるへそ、あいきゃんあんどぅすたんと!!』
風磨「いや発音、悪ぃな笑」
藤咲『今英語勉強中、現在進行形、すたでぃんぐ!!』
風磨「いやなんかうぜぇ」((
藤咲『てかこれ綺麗に繋げたらコンボ出て落ちそうだね』
風磨「退屈なんて言わせないッよー♪♪」
藤咲『いやはっきり言えよ、著作権の問題でも??』
風磨「僕らはいつもつながぁてるー♪♪」
藤咲『………そんな歌詞だったっけ??』
風磨「だったと…………思う………?」←
これ以上話してたら喧嘩になったりするのでここまで!!!()
柿の種っっっ!!!!!!!←
藤咲『君はかっきのたーねー♪そのーよこーがーおー♪』
風磨「えなに、君はKAKINOTANE?www」
藤咲『たべーるーこーとはーでーきなーいけどー♪♪』
風磨「いや食えるわ」←
藤咲『すきっさーせーんーべいーやーまめーじゃーなくーて♪♪』
風磨「原材料見れば一緒だし」←
藤咲『それーがーじーんせい♪かえっるっこっとっだってあるーんだー♪』
風磨「うん、ないわ、ついでに柿の種もないわ」←
藤咲『………は』
風磨「ん??」
藤咲『柿の種が………ない………??』
風磨「おぉ、さっき中島と俺で食い尽くした」
藤咲『うそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!??!?』
バッと振り向いてお菓子のかごを見たけどあるのはチーズおかき
いやさっき食べたわ!!!!!
藤咲『おーのー!!!ミーは柿の種イートするためにごーとぅー楽屋したのに!!』
風磨「ごめん、うざい」←
藤咲『やっぱキンプリの楽屋行って柿の種食べてくる!!』
風磨「ちょっ!!?あと5分で仕事始まんぞ!?」
藤咲『……………はああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
風磨「ホントごめんって、後で買ってやるからさ」
ふぉ!!!優しいふまきゅんなんて珍しい!!!((
藤咲『あーあーんーんっ、喉渇いたー』
風磨「テンションのアップダウン激しいな笑
そこにコーヒーあるから飲めば??」
藤咲『え、これ?なんかウィンウィンいってるヤツ?』
風磨「そそ、自動で淹れてくれんの」
藤咲『はーぁ、最近の機械は凄いねぇ』
風磨「老けたなババァ」
藤咲『んだとジジィ』
風磨「ジジィは岸だけにしとけって」←
藤咲『そだね』←
で、これどうやって使うん??
機械音痴なんだよ、私
未だにスマホのスクショの仕方わからんくらい()
藤咲『えーと、あれ?このボタン??なんかボコボコいってら』
風磨「おいそれって…………!!!!!!」
バシャッッッ!!!!!!
藤咲『…………っ、』
機械から勢いよく熱湯が出てくる
私の手には少しだけ熱湯が飛んで、赤くなっている
元の位置にいたら、腕火傷してたかも………………
あれ、なんで私一歩手前にきてんだろ
さっきまで機械に手が届いたのに、今は全然届かないくらいの距離
首に違和感を感じて、見てみる
私の首に巻き付く、太い腕
暖かくて筋肉質で固くて、良い匂いがする
私を包み込む低い声が頭上から聞こえる
、、、、この腕、もしかして、いやもしかしなくても……………!!!!
(すまん、変なところで途切れた)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。