第2話

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2020/10/26 10:00


「転入生が来るってマジ?」





東京都立呪術高専1年の教室に昨日までありましなかった机と椅子が1つずつ追加されているのに気付き五条悟が言った。



狭くなく広くなく、程よいいい感じの教室に規則正しく並べられた4つの机と椅子。



昨日まで3つだったのが1つ増えている時点でそういうことだろう。




「みたいだよ。悟」





五条の隣に座る夏油傑が答える。それに、加えて家入硝子が言った。




「めっちゃ美人らしいよ」



「マジ?」


「まじよりのマジ」


「さっき、その転入生を見かけたとか言う先輩がボヤいてんの聞いた」


この時期に転入してくるのは極めて珍しい。


そして、入学してから3ヶ月程がたった今だからこそ、この3人はそれなりに、仲良くなり、それなりに、楽しい生活を凄いしていた。



だが、考えて見てほしい。



ずっと同じメンバーで過ごすなんてつまらなくなり、飽きて来るっということに。




そう、彼ら3人は既に飽きて、新しい面白くなることを探していたのだ。




その時に入ってきた、転入生情報。





彼ら3人を楽しませる要因としての素質は素晴らしくあるというものだ。



「なんか、来る前とか、普通に中学生してたとか何とかだってー」


「えーなんか、つまらなそうな、貧相悪そうだと嫌なんだけどッ」



あれやこれやと3人で話、来る転入生の容姿とかなんとか色々話していると、担任である夜蛾正道に連れられ転入生がやってきた。



透き通るような白い肌に、黒髪のふんわりロングに少し巻いた髪。

スラリと伸びる手足の長さ。



第一印象は呪術師に相応しくないとても綺麗で、繊細な感じの子だった。




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