Yuri past
5年前。
jypの練習生として入ってきた私は
お金も、容姿も揃っていた。
今まではなにをやっても許されて
甘やかされた。
だけどここでは違った。
完全に私は"出来ない"グループに入ってて
毎月のテストだって下から数えたほうが早かった。
そんなとき
凄い子がはいってきたって噂になって
私を唯一認めてくれた先生さえも
その子のクラスへ行くようになった。
悔しかったんだ。
今までベルを鳴らせば誰かが来てくれた
わがままを言えば叶えてくれた
でも…
"ダンスをうまくして"
その願いは誰も叶えてくれなかったんだ。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。