朝から最悪だ。
あ…!ユリオンニ!
ユリオンニの前では素直でいれた。
ユリオンニがマネージャーじゃなかったら…
考えただけでゾッとした
無邪気に笑うオンニを見ると私まで楽になる。
ユリオンニはjyp練習生だった。
私はあんまり会うことはなかったけど…
ユリオンニはなかなかデビュー出来なくて
SKZが結成されたと同時にアイドル志望からマネージャー志望に変えて
今に至る。
こんなに優しい人がなんで?
この話を聞いてると胸が痛くなった
絶対デビュー出来ただろうに…
ガチャ
向かい側のへやのドアノブが周る
イエニオッパだ。
ユリオンニに笑顔を向けたあと
すこし切なげな顔で私に舌打ちをした
小刻みに揺れるオッパの肩
私を嘲笑っているのだろう。
悔しかった
ユリオンニに別れを告げ
部屋に入った
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!