あれから2年 …
空っぽの家に挨拶をする
一時は実家にいたけど 、 途中で申し訳なくなって家を借りることにした
今日は韓国にプチ旅行に行く日で…
やっぱり未練タラタラなんだなぁ … 私 …
初めて韓国に行ったあの日を思い出したら懐かしくて 、韓国までは本当にあっという間の時間だった
時刻は昼の2時30分 仁川空港に姿を表した私は別にstayがお出迎え来てくれたりもせず 、 ただただ静かに空港からタクシーに乗っていっつも通ってた食堂へ向かった
ほんとに … どこかで会えないかなぁなんて思ってた私がいるのが恥ずかしい
一人残らず連絡先を消して 、新しい人生を歩もうだなんて思ったけどやっぱり私には無理だったみたい
運転手 ) え ?
運転手 )あぁ … そうですね …
運転手 ) 着きましたよ 代金は6000wです
ウォン の響きですら泣いてしまいそうなくらい私は韓国が恋しかったらしい
そう思いながら open の文字が書いてある食堂へフラフラと入っていった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。