朝4時
学園 森
朝4時の割にはとても爽やかなバイオリンの音が響く。
そこには銀の髪をなびかせながらもステップを踏みながらバイオリンを弾き、とても綺麗なビブラートが利いた透明度のある歌声だった。
その声に引かれてやってくるのかその周りには小鳥やリスなどの小動物が寄ってきていた。
よく見ると遠くからクマがこちらを見ている。
そして、その声は小鳥たちの鳴き声とセッションをしていてそれはひとつの音楽であった。
きっとこれは、二度と聞けないセッションだろう。
曲が終わり彼の元に集まった小動物を撫でながら笑顔でそう言っていた。
ニコニコとしていて演奏中と閉じらていた瞳はこちらを見ると白い瞼から綺麗なガーネットが現れた。
そう言い残すとパチンと指を鳴らしキラキラと共に消えてしまった
ーーーディアソムニア寮ーーー
シーン
To be continued........
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。