無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第5話

第5話

朝のST五分前、教室には朝練終わりの生徒がだんだん増えてきた。
雄哉
雄哉
あー疲れた腹減った。

俺は家から持ってきたおにぎりを頬張った。



これでなんとか昼まで持つな。



周りの男子も、パンやおにぎりを食べている人が何人かいる。
明香里
明香里
おはよ雄哉…ってまたおにぎり食べてる。

あ、やべ明香里きた。



来る前に食い終わろうと思ってたのに、今絶対俺おにぎりくさい。



慌てて残りを口に入れ込むと、明香里は俺の隣の席に座った。
雄哉
雄哉
何、欲しいの?
明香里
明香里
いいですー、太らせないでくださいー
雄哉
雄哉
いや別に太ってねえじゃん、普通だろ。むしろもうちょい太った方がいい感じに…
明香里
明香里
体型のこと言わないでよ、恥ずかしい。
雄哉
雄哉
いや別にそういうんじゃなくて…

ヴヴッ

ん?



そこには、
千紗
千紗
『朝から仲良いねえ〜🥴』

と、千紗からのメッセージが届いていた。



あいつ…!



隣に聞こえない程度の舌打ちをして、千紗の方を睨み付ける。



顔は携帯で隠れていたが、その向こうはにやけ顔であることは間違いないだろう。
雄哉
雄哉
『うるせえおにぎり投げんぞ。』

………



おい既読無視かよ。



顔を上げると、千紗は携帯を見ておらず、廊下を歩く担任教師、爽太先生を見ていた。



いや、見つめていた、の方が正しい。



俺はすかさず、
雄哉
雄哉
『おおーっと、好きな人に目が釘付けですか〜🥴?』

と送ったが、千紗は携帯のメッセージに気づかないままだった。



しかし、「せんせえおはよーう!!!」と言う声と同時に、女子生徒が抱きついた直後、千紗はパッと視線を携帯に戻した。



その瞬間チャイムがなり、女子生徒を引き剥がしながら先生が教室に入ってきた。



携帯には、
千紗
千紗
『好きじゃない』

と、気持ちとは裏腹のものであろうメッセージが送られていた。