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第16話

第16話
勉強会のあった次の日、私は茜ちゃんに呼び出されて一枚の写真を見せられた。



その写真には、私が先生の忘れ物を届けに行った瞬間が写されていた。
茜
これ、学校のみんなが知ったらどうなるんだろうね。
写真を手に取り、私の前でペラペラと見せつける。
さ、最悪だ……いつの間にこの瞬間を撮られてたんだろう。
千紗
千紗
それだけはやめて…
茜
じゃあ、これからもうせんせいと関わらないでくれる?

刺々しい言い方に、胸を突かれる思いがした。



瞬きもせずに私を睨みつける茜ちゃんに、従うほかなかった。



それが、先生を避け続けた理由だった。
茜
千紗ちゃんは私の言うことを聞いて、もうせんせいと関わろうとしなかったの、でもなんでせんせいはわざわざ千紗ちゃんを選んで仕事を任せるの?好きなんでしょ、生徒以上に見ているんでしょ。

一気にまくし立てる茜ちゃんに、先生も思わずたじろぐ。
爽太先生
爽太先生
…生徒は生徒だ、それ以上になることはない、絶対に。

……分かってたことなのに、いちいち傷ついてしまう。
茜
そっか、じゃあ私がこれを捨てたらもう全部何もなかったことになるのね。…じゃあさ、捨てる代わりに

茜ちゃんはぐいっと先生に顔を寄せて、目を見つめながら呟いた。
茜
キスしてよ、せんせい。

爽太先生の目に戸惑いと驚きの色が広がった。



その目は茜ちゃんの首もとを捉えていた。
爽太先生
爽太先生
…待て、その傷、どうしたんだ?