無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第25話

第25話
下駄箱で特定の誰かを待って、一緒に帰る、ってなんかカレカノみてえ。



そんなことを妄想する反面、俺は昨日から気が気じゃなかった。



葵のやつ、突然明香里に話があるとか言いやがって。



朝の千紗の言葉を思い出す。



『それって告白じゃない?』



…ああダメだダメだ!



さっきから同じ思考が頭の中でぐるぐる回っている。



もしそうだったら、俺も今日告白せざるを得ないじゃないか。
雄哉
雄哉
…やっぱり好きだ。
口の中で言葉を噛みしめる。



手を固く握りしめたその時、足音が近づいてきてすぐそばで止まった。
明香里
明香里
雄哉、おまたせ。
いつもの明香里の声、いつもの明香里の笑顔。
雄哉
雄哉
あ、おう、おつか
葵と何の話をしたか気になっていたのに、明香里はなぜかいつもと変わらない様子だった。



潤んだ目が少し赤く充血していることを除けば。
明香里
明香里
さて、帰ろ…
雄哉
雄哉
葵の話って何だったの。
下駄箱で明香里を待っている時、もし恋人同士ならこうやって一緒に帰るのが日常になるんだ、って思った。
明香里
明香里
……
明香里
明香里
……うん、あのね、葵くんね、
もしも付き合うことになったら、そうやって2人きりの時間が増えるんだって思った。
明香里
明香里
今年で部活、辞めるんだって。
もし付き合えたら。
雄哉
雄哉
明香里。
雄哉
雄哉
俺、明香里が好きなんだけど。付き合わないか。