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第21話

第21話
千紗
千紗
明香里、おはよ
うん、いつもと同じように言えた。…はず。



まあ、目はちょっと腫れてるけど、気にしない。



少し間があいて、おはよ、と挨拶が返された。
千紗
千紗
ごめんね、気遣わせて。
とんでもないという顔で、明香里が首を横にぶんぶん振る。
明香里
明香里
千紗、無理しないでね。
千紗
千紗
うん、ありがと。あのね、私今日、先生とちゃんと話してこようと思って。
茜ちゃんのこと、爽太先生のこと、きちんと整理したら、私のやるべきことはひとつだった。
千紗
千紗
だから、先学校行ってもいい?
明香里の首が、今度は縦にぶんぶん振られる。
明香里
明香里
全然いいよ、応援してる。
千紗
千紗
ありがと
私は意を決して早足で歩き始めた。



こんなに緊張してこの通学路を歩くのは初めてだ。



ぐんぐんと他の生徒を追い抜き、あっというまに校門までたどり着いた。



一度立ち止まり、深呼吸を一つして周りを見ると、視界に爽太先生の姿が入り込んだ。



ちょうどいい、あそこなら人目につかずに話せる。



私は、校舎の敷地の端にある、倉庫周りを掃除していた爽太先生のもとへ向かった。